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圧巻のフルフラットシート!中国版新幹線のビジネスクラスに300円で乗ってきた

更新日:

中国の新幹線には「商務座(ビジネスクラス)」と呼ばれるクラスがあります。

中国出張のたびに、いつかこの「商務座」に乗ってみたいと思っていたものの、なかなか実現せずにいました。

ところが、昨年12月の青島(山東省)出張の空き時間に、ついに商務座初体験を果たすことができました。

中国の新幹線の座席クラス

中国に近年ものすごいスピードで整備されている新幹線(高铁)には、幾つかの座席クラスがあります。

二等座は全列車に設定されているのですが、その他の座席クラスは列車によって設定が異なるみたいです。

  • 二等座(普通席)

  • 一等座(グリーン車)

  • 特等座(特別席)

  • 商务座(ビジネスクラス)

  • 卧铺(寝台車)

二等座(普通席)は日本の新幹線と同じ3列+2列のシート配置となっています。

日本の新幹線料金と比べるとかなり安価に利用できるため、家族連れや出稼ぎの人など、様々な層の人々が利用します。

一方、一等座(グリーン車)は2列+2列のゆったり配置になっています。

一等座はビジネスマンの出張利用が多いことから、車内が静かなため、(運賃もそれほど高くないですし)私もしばしば一等座を利用しています。

ただ、これまでずっと未体験だったのが、「商务座」と呼ばれるクラスです。

商務座の料金はそれなりに高額になるため、長距離ではなかなか出費が辛いところ。

かと言って、わざわざ短かめの区間に乗るにしても、行ったら帰ってこないといけないので、短い空き時間でやり繰りするのはなかなか難しいところです。

中国版新幹線の青島北~青島区間に乗車

さて、2016年12月の青島出張では、比較的長めの自由時間を確保できたので、「出張先で地元の乗り物に乗ってみる」を実行することに。

そう言えば、前回の「乗ってみる」は四川省の成都で「BRT」という高速バスに乗ってみたんでした。

青島地下鉄に乗って、終点の青島北駅(青岛北站)に到着すると、目の前に高鉄青島北駅がそびえ立っていました。

駅の全景を撮ろうと、駅から少し離れてみたのですが、なかなか全体はカメラに収まらず、中国の駅はとにかく巨大です。

さて、この青岛北站にやってきたのは、事前に見つけていた、高鉄「青島北~青島」区間に乗車できるかどうかを試すため。

この区間は約15kmと非常に短い区間なのですが、ネットで見る限りではどうやら普通に高鉄に乗車できるみたいなんです。

しかも、この画面の情報を信じるなら、商務座に18.5元(約300円)という激安価格で乗れる、かもしれません。

実際に乗れるかどうかは駅で聞いてみないと分かりませんが、時間に余裕もあったので、ダメ元で挑戦してみることにしました。

300円で商務座の乗車券を購入!

さて、青島北駅のきっぷ売り場に入ると、電光掲示板にはちゃんと青島北~青島間の列車も表示されています。

でも、この区間をわざわざ高鉄で移動する人もいないでしょうし、ましてやこの区間でわざわざ商務座に乗るような物好きもいないはずです。

駅員さんに「えっ?」という顔をされるかな、などと若干不安に思いつつ窓口で、「到青岛站,商务座,一张(青島駅まで商務座1枚)」と言ってみると、駅員さんは特に驚くことも鼻で笑うこともなく、黙々と発券してくれました(^^;

新しくてきれいな青島北站

駅員さんが比較的近い時間のきっぷを出してくれたので、そのまままっすぐ待ち合いに入ることにします。

と言うのも、私はこれまで2回ほど、時間に余裕があると思い込んでのんびりしていて、高鉄に乗り遅れたことがあるからです(^^;

でも、青島北站の場合は、もう少し外をぶらぶらしても良かったみたいです。

青島北站は青島市の郊外に最近開業した新しい駅のため、まだまだ利用者は少なく、安全検査も待ち時間なしで受けられてしまい、駅構内ではやや手持ち無沙汰に。

青島北站は高鉄専用駅ではないのですが、高鉄と在来線のコンコースが分かれているからか、とても清潔で静かでした。

高鉄「青島北~青島」区間には意外(?)にも利用者が

さて、こんな短い区間の高鉄に乗車する物好きは自分ぐらいだろうと思っていたところ、改札時刻が近づくと人が集まってきます。

最終的には10人前後が改札に並び、きっぷを改札に通してホームに降りて行きます。

しばらくすると、上海虹橋駅からやってきたG231次がやってきました。

きっぷに指定された3号車の位置で待っていると、「商务车」と書かれた車両が目の前に滑り込んできました。

パーサーに呆れられる

さて、私の乗る商務座の入り口に美人パーサーさんが出てきたのですが、ここで言われてしまいました。

这边是商务座(こちらは商務座ですよ)」。

嗯,我知道(あ、はい)」と言って商務座のきっぷを見せるとパーサーさんは呆れ顔。

気持ちは分かります。普通の人はここから20分だけ商務座に乗るようなことはしないでしょうからね。

さてと、気を取り直して、車内に入ってみます。

デッキの奥には、高級感のあるすりガラスで仕切られた商務座がありました。

いよいよ初の商務座です!

中国版新幹線のビジネスクラスは水とお菓子つき

商務座の座席配置は1列+2列の超ゆったり配列。

かなりどっしりとしたレザーシートです。飛行機の短距離区間のビジネスクラスのシートぐらいのイメージでしょうか。

前の人がシートを倒しても、後ろにせり出してこないタイプです。

左右の肘掛けにはそれぞれ、テーブルとディスプレイが収納されています。

ディスプレイというか、これはタブレットですね。それにしてもアームのゴツいこと…

いちおう起動してみましたが、めぼしいコンテンツはない(時間もない)ので、早々にテーブルとディスプレイは片付けます。

充電用コンセントもあるので、USB充電器などを持っていくとスマホの充電ができますね。

シートポケットにはスリッパがありました。

しばらくすると先ほどのパーサーさんが水とお菓子を持ってやってきました。

高鉄では、一等座以上に乗車すると水とお菓子がもらえるんですよね。

しかも商務座では、時間帯によって弁当もついてくるのだそうです。

さて、先ほど乗り込んできた不思議な客がパタパタとテーブルやモニターを出したりしまったりしているのを見て、パーサーさんはまた苦笑(^^;;

中国版新幹線のビジネスクラスはフルフラット!

さて、青島北~青島間は約20分ですから、座席にいられる時間は正味15分と言ったところ。

乗車時間も残りわずかになってきました。

肘掛けの内側を見ると、何やらボタンが並んでいます。

マッサージチェアのように 座席の各部分の角度を調整できるようです。

もう乗車時間はほとんど残っていませんが、完全に倒してみることにします。

なんと、中国版新幹線の商務座は座席がフルフラットになるんですね!

そこに先ほどのパーサーさんが通りがかり、3度めの冷ややかな視線を浴びてしまいます。。。

どちらにしても、もうすぐ到着なので、すぐに座席を元に戻しました。

ちなみに、車両の後ろ側から全体を写すとこんな感じです。かなりプライバシーが守られる座席配置なのが分かります。

そうこうしているうちに、列車は無事に青島駅に到着したようです。

フルフラットでプライバシーも比較的守られる商務座は女性の長距離移動にいいかも

到着駅の青島站のホームに降りると、長旅を終えた人々が次々と列車から降りてきました。

青島駅は異国情緒にあふれる、なかなか見応えのある駅舎でした。

さて、今回は中国版新幹線のビジネスクラスを体験してみましたが、シートの作りがかなり豪華なのには驚きました。

ただ、とにかくネックになるのがその高額な運賃です。

例えば商務座を300kmぐらいの区間で利用すると、その運賃は約500元(約8300円)程度と、中国の物価から考えるとかなり高額になります。

確かにシートはすごいのですが、他にすごいサービスがあるかと言うとそんなこともなく、それなら商務座の半額で乗れる一等座でもいいかな、と貧乏性の私は思ってしまいました。

一等座でもこれぐらいのしっかりしたシートに座れますからね。

ただ、商務座では比較的プライバシーが守られるので、例えば女性が一人で移動する時など、誰が隣に座るか分からない一等座よりも安心かもしれません。

興味のある方は時間のある時に一度、短距離区間で商務座体験してみるといいかもしれません^^

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