料理は残すのが礼儀って本当?中国の社会人マナー~食事編~ | わーとら!

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料理は残すのが礼儀って本当?中国の社会人マナー~食事編~

大家好!(皆さんこんにちは!)アメブロ公式ブロガーの「りょう」です。

アメブロでは「中国人奥さんとの生活漫画」という漫画ブログで、大勢の方に楽しんでいただいています。

このたび、わーとら!で「中国の社会人マナー」連載をさせていただくことになりました。

こちらでは、アメブロとはちょっと視点を変えて、日本とは異なる「中国の社会人マナー」について、私が10年間の中国生活で気づいたことをご紹介していきたいと思っています。

これから出張や留学で中国に来られる方や、すでに中国で仕事をされている方に参考になれば幸いです。

編集部より
この連載で著者が紹介しているビジネスマナーは、中国でも一般的なものを取り上げていますが、国土が広く世代差も大きい中国では、文化や習慣に地域差や年代差がかなりあることをご承知ください。

中国人にとって食事の時間は何よりも大切

中国のことわざで「民以食为天」(民は食をもって天となす)という言葉があります。

これは簡単にいうと「庶民にとっては食べることが最重要!」ということ。

これはビジネスの場でも当てはまります。

日本であれば、若干昼休みの時間が押してしまってもそのまま終わりかけの仕事をやってしまおうと思うかもしれませんが、この考え方は中国では通用しない事が多いですね。

食事の時間になっても仕事をさせていると、部下たちや同僚たちに不満が出てしまったり、食事が原因で退職してしまうことも中国では珍しくありません。

  • 食事時間になったらしっかりと休憩をとること
  • クライアントの会社に行く時にも食事の時間の前後は避けるようにする

これらはぜひ覚えておきたい中国の社会人マナーです。

「お酒は飲める方ですか?」のレベルが違う

photo by shutterstock.com

日本人サラリーマンでもよく「お酒は飲める方ですか?」というような会話がありますね。

日本ではビール一本(360ml)飲めるのであれば「ちょっとだけなら…」なんて言ってしまいそうですが、中国では「飲める」のレベルが日本とは全く異なります

私の個人的な感覚ですが、中国では「お酒を飲める」=「白酒を半斤(250ml)以上飲める」に近いと思います。

中国では「白酒」といわれるアルコール度数38-50度以上の蒸留酒がストレートで飲まれます。

ですから「お酒は好きです」「ちょっとだけ飲めます」なんて言ってしまおうものなら、相手はこちらのことを「酒豪」だと勘違いしてしまうわけです。

日本のカンパイ!と中国のカンペイ!は大違い

中国の宴席で良くある光景ですが、上司が毎回飲む度に「乾杯!」と言い、それに部下たちが応える形でグイッと一気飲みしていきます。

アルコール度数50度近いお酒をストレートで飲んでいくのであっという間に酔いが回ってしまうでしょう。

その内に、部下やクライアントが「一緒に乾杯しよう!」とお酒とグラスを持ってきます。

一緒に個人的に飲み干すことで友情や絆を強くするらしいのですが…

これが始まってしまうと次に来た人とも飲まないと失礼になりますので、まさに潰れるまで飲むハメに…

最初に飲んでしまうと徹底的に飲まされてしまいますので、宴席の前には「一切飲めない」と言ってお茶などを飲んだほうが良いかもしれません。

くれぐれも、日本の感覚で「お酒ならちょっとだけ飲めます」と言わないようにご注意を。

招待側(ホスト)より先に到着しない

中国では面子(メンツ)を大事にすることが何よりも大事です。

この面子(メンツ)というのは、いわゆる日本語のメンツとは微妙に違うもので、かなり複雑ですので、また今度ゆっくりまとめたいと思います…。

相手の面子(メンツ)を重んじる中国流のマナーの一つが、招待側(ホスト)より先に到着しないということです。

具体的に何分前に到着すべきかは状況によっても違いがありますが、招待される側であれば遅刻しない程度に遅く到着するようにしましょう。

「いただきます」は言わないが、目上の人から箸をつける

食事の際に日本人では「いだたきます」と言いますが、中国ではそのような習慣がありません。

中国人の部下や同僚などが「いただきます」と言わずに食べたとしても、中国ではマナー違反ではないので怒ったりしないようにしましょう。

ただ食事に関して全くマナーがないということではありません。

そのひとつが「目上の人から箸をつける」という文化です。

中国のレストランなどでは円卓に座って料理が次々に運ばれてくるのですが、一般的に目上の人から箸をつけるか、合図をしてから皆が食べ始めます。

とくに魚をまるまる一本使っているような料理の場合、目上の人がまず箸をつけるので、美味しそうだと思っても先に手を付けないようにしてくださいね。

真夏でも温かい飲み物

中国では「真夏でも温かい飲み物」を用意するのがマナーといわれています。

日本だったら真冬でもレストランで氷水が出てきますが、中国ではありえない光景です。

中国人が冷たい水を飲まない理由
「中国人はなぜ冷たい水を飲まないのか」には様々な理由があるようです。

  • 漢方において「体寒」といわれる状態が身体に良くないとされる
  • 中国では浄水技術が未熟なため、水道水は沸かさないと飲めない
  • 貧しかった時代冷蔵庫がなかった

最近の若者のなかには、日本人同様に冷たい飲み物を飲む人も増えてきていますが、それでも冬に氷水を飲むような人は少数派です。

こちらが正体側の場合は、お客様にはなるべく熱い飲み物を用意してあげるとよろこばれるでしょう。

また、中国では白湯(さゆ)を飲む習慣もありますので、お茶っ葉のないお湯だけ出てきても、歓迎されていないという意味ではないのでご安心を。

食事の席では仕事の話はしない

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日本ではお酒の席も仕事の延長といった風習があるものです。

しかし中国における食事の席というのは「相手を知り合う機会」というウエイトが大きいのが特徴です。

中国で仕事をしていると、「今度食事でもしよう」とよく誘われます。

これはつまり「あなたの事が知りたい」「仲良くなりたい」という意思表示といえるでしょう。

食事の席では家族の話から世間話など、プライベートな気楽な話をするのが中国では一般的です。

もちろんケースバイケースで、仕事の話をすることもありますが、それでもメインは料理と話を楽しむことになります。

食事の席で仕事の話ばかりして場をしらけさせないように気をつけたいものです。

テーブルの上に直接肉や魚の骨を出す

中国への出張者がよく驚くこととして、中国では「テーブルの上に直接肉や魚の骨を出す」人がいます。

とくに魚料理などの際、中国では大きな塊のまま口に頬張り、ペッペッとテーブルの上に骨だけを出して食べるのは、よく見かける光景です。

これが中国のマナー的にどうなのか…数人の友人に聞いてみたりすると….

  • テーブルに出すのは汚い
  • 私だったらゴミ箱や紙の上に捨てる
  • どこに捨てても気にならない

というように、個人や地方によっても意見が異なるようですが、個人的な観察では「マナー違反」と取られることはまずありません。

ちなみに多くの人が間違えるのが「骨碟」(グーディエ)といわれるお皿の使い方。

よく中国ではそれぞれの食器がセットになって一人ひとりの前に置かれているのですが、よくこの骨碟を取り皿として使っている人を見かけます。

実はこの「骨碟」というのは、食べた魚の骨やカニの殻などを置くためのお皿なんです。

中国人でも知らない人が多いのですが、きちんとしたレストランなどに行く場合には覚えておくと、同席者から一目置かれますよ。

出されたものを残さず食べたら失礼?

最近では「文明餐饮」というような標語で「食べられる量だけ注文しよう」ということが飲食店などでも掲げられているのですが、それでも接待の席では往々にして大量の料理が注文されます。

これは「ゲストをもてなしたい」という思いの表れでもありますし、「私はこれだけ太っ腹なんですよ」というメンツ(面子)も関係しています。

つまりゲスト側が残さず食べてしまうと、相手のメンツ(面子)を潰してしまうことになり、中国文化ではマナー違反になってしまいます。

以前、ある日本人出張者が中国人クライアントに接待された時、出張者は残さず食べるのがマナーだと思い、一生懸命に運ばれてくる料理を食べたという話があります(笑)

クライアントは次から次へと料理を注文することになり、もはや攻防戦のような状態に…..。

くれぐれも、出てくる料理すべてを無理して食べないように注意してください。

中国では基本的に誘った方が払う

中国の風習として「中国では基本的に誘った方が払う」というものもあります。

最近の若者の間では「AA制」といわれる割り勘文化も一般的になってきましたが、それでも一方が奢るという状況は未だに多く見られます。

日本のように上司と部下が一緒に食事に行って、それぞれ別会計をしたり、食事会で一人ひとりから会費を集めるというのも、中国ではまず見ない光景です。

時には相手が奢ってくれることもあるかもしれませんが、その場合にはありがたく受け入れて、次の機会にその人をごちそうしてあげることで、良好な人間関係が築かれていきます。

中国では「昨日はごちそうさま」は催促の意味?

食事の後、日本人だったらつい言ってしまう「昨日はごちそうさま」という挨拶ですが、中国では言わないほうが良いでしょう。

というのも中国では「昨日はごちそうさま」という言葉が「またごちそうしてください」という催促として受け取られてしまうからです。

ごちそうのお礼はその日の別れる前に、みんなの前でするのが中国流です。

「空のタッパーにお返し」を中国ですると?

私が中国で働き始めて間もない頃の話です。

独身の私を見かねて、友人のお母さんが料理を作って持たせてくれたことがありました。

翌日、「本当に美味しかった」と、きちんと洗った空きタッパーに小さなお返しを持っていきました。

びっくりしたのはその次の日…

お母さんが作ったからと、全く同じ料理を大きなタッパーに2つ、友人が持ってきてくれました….。

あなたの中国出張が楽しいものになりますように!

「郷に入っては郷に従え」と言いますが、相手の文化を知らないと誤解してしまったり誤解を生んでしまうこともあります。

この「中国の社会人マナー」シリーズを通して中国での生活が楽しくなれば幸いです!

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