中国南方航空が欠航して上海のホテルに1泊した話

中国南方航空

中国出張を繰り返していると、いつかは当たる「フライトキャンセル」。

ついに私も中国南方航空で「欠航」くじを引いてしまいました。

中国南方航空の上海浦東~中部セントレアゆきCZ379便で日本に戻るはずが、まさかのフライトキャンセル航班取消)。。。

貴重な(?)経験ができたので、そんな時、空港ではどんな対応がされるのか、乗客はどうすべきなのか、記録に残しておきたいと思います^^;

欠航常習犯のCA379便

私が今回の蘇州出張に利用したのは、中部セントレア-上海浦東間の中国南方航空CZ380/CZ379便。

便名時刻出発地到着経由地出発到着地時刻
CZ38009:35中部10:55浦東12:45広州15:15
CZ37914:00広州16:20浦東17:55中部21:20

この便は、名古屋を午前中に出発して上海から夕方に帰ってくるという、短期出張にはなかなか便利な時間帯で、しかも価格が安いことが多いため、私も時々利用しているのですが…

後で調べて分かったのが、この路線、遅延/欠航がかなり多いようです。

気になったので、FlightAwareというサイトで、3ヶ月間のCZ379便(復路)の遅延率/欠航率を調べてみたのですが、ざっと月に5本前後、欠航になっていますね。

月に5本ということは週に1本以上、ですよね…(^^;

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定時率も36%とかなり低く、遅延が頻発していることが伺えます。

特にこの便は欠航になった時に、振り替える便がないので、大事な出張に使う時には要注意の路線と言えますね。

週に1本の「当たり」欠航クジを引いてしまいました

さてそんな欠航”常習犯”のCZ379便、私もしっかり「当たりクジ」を引いてしまいました。

上海地下鉄で浦東国際空港駅に向かい、空港の電光掲示板を見るとそこには「取消」の2文字が…

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「6時にまたここに来て」

それにしてもとりあえず、どうすべきかを聞かないといけないのでチェックインカウンターに向かうと、そこには気だるそうな地上スタッフさんが1名。

「欠航なの?」
「そうよ、6時にまたここに来て。ホテルまでバスで送るから」

ずいぶんと慣れた感じだなと思ったのですが、今になって納得、彼女たちにとっては週に1回の恒例行事なのでした(^^;

18時まではまだかなり時間がありますが、出発ロビーのベンチはほぼ満席で、座るところを見つけるのも一苦労。

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ここはおとなしく18時まで待機することにします。

欠航時には航空会社提携のホテルが用意される

18時になり、改めてチェックインカウンターに行くと、人だかりができています。

そこに、もう一人の地上スタッフが現れ、こう言います。

「今日は、飛行機は飛びません。今から皆さんをホテル行きのバスに連れて行きます。明朝7時のフライト予定ですが、確定ではありません。明朝のフライト時刻が確定したら、また連絡します。夕食はホテルで提供されます。以上」

そうですか…まあ、ここは大人しく付いて行くしかないですね。

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ということで、行き先は「ホテル」ということ以外、何も分からない状態でバスに詰め込まれた私たち。

ちなみに、この時点で乗客の予約確認などは一切なし。

つまりおそらく、この時点でバスに乗り遅れると、あとは放置されるので、自分で宿を手配しないといけなくなる、ということです。

空港からバスで35分のホテル

どこのホテルに連れていかれるのだろうと思いながら、バスに揺られること35分。

やっとホテル(香藤缘大酒店)に到着しました。

ずいぶんと田舎にやってきました。百度地図で現在地を見ると、ここはどうやら地下鉄16号線の恵南駅(惠南站)に比較的近い場所のようです。

関連記事:百度地図の使い方 アプリのオフライン機能まで

2016-07-05 (5)

パスポートは強制預かり…

バスを降りる前に先ほどと同じような説明を受けた後、ホテルにチェックインします。

すると、フロントで日本人がなにやら抗議しています。

聞いていると、パスポートを預かると言われて不安になったようです。

大量のチェックイン客を捌くのと、航空会社の予約と照合するためらしいのですが、何も説明なしにパスポートを預かると言われれば、私だって不安です…orz

その場にいた中国人ガイドの方が事情を説明して、なんとかその場は収まりました。

一人客は相部屋に

次に抗議し始めたのは中国人女性客。

「なんで私だけいつまでも部屋が決まらないのよ!」とかなりお怒りの様子。

というのも、このホテルには部屋がツインしかなく、一人客は相部屋の相手が見つかるまで待ちぼうけらしいのです。

特に女性の一人客はなかなかおらず、この女性はかなりの時間待たされているようです。

南方航空御用達の「香藤缘大酒店」

さて、なんとかチェックインも無事に済み、部屋に向かいます。

壁には「中国南方航空 航延客人住宿(南方航空遅延によるご利用の方の客室)」との案内表示があります。

このホテルが南方航空の遅延/欠航時の指定ホテルになっているようです。

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部屋は悪くないですが

どんだけひどいホテルなのだろうと内心ドキドキしていたのですが、意外(?)にもちゃんとした、ごく普通のビジネスホテルでした。

香藤缘大酒店

部屋も、禁煙・喫煙の希望を聞かれるまでもなく通されましたが、ひどいタバコの臭いがするでもなく、これなら十分休めそうです。

香藤缘大酒店

水回りも臭いやカビなどはなく、清潔なホテルという印象です。

香藤缘大酒店

食事がマズい

さて、バスを降りる時に「食事は2階のレストランで食べられます」と言われたので、部屋を荷物に置いて2階に降りていったのですが。

そこの食事が、中国に通い慣れている私でもなかなか厳しいマズさ…

気がついたら写真を1枚も撮ることなく、魚の唐揚げとご飯を適当に食べて退散していました><

周辺にあるのはミニスーパー1件のみ

トラブル時ぐらい美味しいご飯を食べて気を鎮めたいものです。

ここはコンビニでも何でも、美味しい物を探してやるぞと外に出てみるのですが…

ここはあまりに田舎すぎて、コンビニも何もありませんでした。

結局見つけたのは、ホテルの前の広い道路を西に200mぐらい行って、左の路地に入ったところにある「联华超市」というミニスーパー。

香藤缘大酒店から联华超市スーパーまで

このミニスーパーで、八喜というアイスを見つけてホテルに帰ることにします。

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このアイス、中国系アイスにしてはかなり美味しいので、私のお気に入りのブランドです。

飛行機が欠航になると着替えがない…

さて、アイスも食べてちょっと気分が落ち着いてきたので、シャワーを浴びようかと思ったのですが、そこで気がついたのが…

着替えがない・・・orz

出張の最終日、あとは飛行機で日本に帰るだけという時に着替えを持っている訳がありません。

このまま明日まで…と一瞬思いましたが、すでに夏本番になっている上海で一日活動したシャツ類は、とうてい今晩~明日着られる状態ではありません(><)

仕方なく、せっけんで手洗い+ドライヤーで強制乾燥して翌朝に備えます。

ちなみに、フロントで尋ねてみましたが、アイロンなどの貸出はしていないそうです。

朝4時45分のモーニングコールで叩き起こされる

さて、バスを降りるときの説明では「明日のフライト時間はまだ確定していないので、確定したら個別にお知らせします」と言っていました。

念の為に、しばらく後にフロントで「明日のフライト時間は確定していますか?」と尋ねましたが、その時も「まだ連絡ないわね、決まったら連絡するから」との答えをもらっていました。

すっかり安心しきった私は、特にアラームもセットせず就寝してしまい…

zzz・・・

突然、部屋の内線電話がけたたましく鳴り響きます。

(もしもし)」
现在可以退房了!(チェックアウトしてください)」

時計を見ると、時刻は朝の4時45分。

えっ!?

明日のフライト時間は決まったら連絡するって言ってたのに…

とは言え、置いて行かれるとそれこそ困るので、慌てて着替えて荷物をまとめます。

30分バスに揺られて浦東空港へ

ロビーに下りると、ホテルが用意した弁当が並んでいましたが、昨日の夕食で懲りたのでこれには手を付けずバスに乗車します。

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そしてまた、バスに30分ほど揺られて浦東空港へ。

1-DSC02543

バタバタとチェックインを済ませ、CZ379″A”という臨時のフライト番号が付けられた搭乗券を持って出発ロビーに向かいます。

1-DSC02544-001

早朝5時台なので、手荷物検査も空いていてスムーズに搭乗口へ向かうことができました。

1-DSC02545

ラウンジで朝食を確保

実は、出発時にホテルの朝食を放棄したのは、私が持っているとあるカードのおかげで、中国南方航空のラウンジが使えるからというのもあります。

最近の私の課題は中国出張のストレス軽減。ある日のこと、「デルタアメックスゴールド」というクレジットカードが中国出張にかなり使えることを知りま...

ラウンジに寄って行くと、早朝の時間帯で料理こそまだ提供が始まっていませんでしたが、パンとバナナ、コーヒーの提供がありました。

とりあえずパンとバナナを口にして、ほっと一息つきます。

けっきょくセントレアには11:10着

この臨時便はどうやら沖止め(バス移動)のようなので、あまりのんびりもしていられません。

2016-06-23 11.25.00

搭乗時刻が近づき搭乗口に向かいますが、ボーディングバスの来る気配がありません。

そもそもがただでさえ激混みの浦東空港に無理やりねじ込んだ臨時便ですから、バスの手配なども後回しになるのも十分あり得ます。

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この調子だと、7時発というのもかなりあやしいところです。

しばらくしてバスがやってきました。

飛行機に乗り込んだのが7:20頃、ドアクローズは7:40過ぎ、そしてセントレアに到着したのは11:05頃でした。

1-DSC02550

帰りにも利用できるセントレアラウンジにちょっと立ち寄ってコーヒーを1杯いただき、浜松に帰ることにします。

セントレア プレミアムラウンジ

関連記事:ビールが飲める?セントレアのラウンジをアメックスカードで利用してきた

教訓:中国路線の利用は十分余裕をもって

ということで、当初のスケジュールからするとおよそ14時間の遅れ、ということになりましたが、とりあえずは帰ってこれて良かったことにしましょう。

中国南方航空

それにしても週に1回は欠航になる便をビジネスに使うのはなかなか厳しいものがありますね。

次回、南方航空セントレア浦東便を使う時は、予備の着替えと翌日のスケジュールに十分気を付けて利用したいと思います(^^;

中国・台湾旅行の強い味方「デルタアメックスゴールド」

中国東方航空・南方航空・チャイナエアラインなどスカイチーム系の利用が多い私が手放せないのが、《デルタ・アメックス・ゴールド》カードです。

デルタアメックスゴールドには優先チェックインビジネスクラスラウンジ利用、優先搭乗足元の広い席の優先割り当てなど、出張のストレスを軽減してくれる特典が非常に充実しています。

最近の私の課題は中国出張のストレス軽減。ある日のこと、「デルタアメックスゴールド」というクレジットカードが中国出張にかなり使えることを知りま...

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コメント

  1. 上村 より:

     私は昔、某旅行社に勤務していたため、中国の空港や機内などで数回ボランテイア
    通訳をさせられた経験があります。
     
     この通訳をするのは結構、根性がいるものなんです。通訳した時点で、一般
    日本人客のクレームを矢のように浴びることになりますから・・(汗)
    中には某大手旅行社のお客を引率中の派遣添乗員が、無償通訳の私に喰って
    かかってきたために私もブチ切れたこともありました(怒)

     そこで、私はその派遣添乗員さんに下記のように対応させて頂きました。
      
     「あなたに中国語の能力があれば、貴方のお客様にも私が通訳する必要は
    ありません。」
     「そもそも、私もあなたと同業者です。私の胸のネームプレートを見て、
    モノを言っているのですか?」

     この瞬間、その添乗員は顔が青ざめ、お客から突き放されたような目で見られていま
    した。

     記事を読みながら、こんなことが頭をよぎっていました(苦笑)