台北駅の南側にある重慶南路の胡椒餅を小腹満たしにいただいた我々、その後は重慶南路の書店街を散策し、本日の目的地、台中に向かいます。
初めての台湾高鐵(新幹線)の乗車です!
台北から台中へ
朝4時からスタートした週末台湾旅行の1日目も、午後2時半になりました。
朝にセントレアを出発して、午後2時半までに色々とできたことを考えると、やっぱり台湾ってかなり近いですね。
もう少しすると、桃園空港から台北まで地下鉄空港線が開通するとのことなので、そうなればもっと台北市内へのアクセスがよくなるのが期待できます。
さて、本日の目的地は台中です。今回のメインは、台中在住の知り合いにお願いして参加させてもらえることになったあるイベント。
夕方には台中に到着していたいな、ということで台北15:00発の高鐵のチケットを自動券売機で買ったのでした。
台湾高鐵(台湾新幹線)
台湾高速鉄道(高鐵)とは、日本の新幹線車両を輸出した初めての国外新幹線(新幹線)と言われています。
台湾新幹線は新幹線「そのまま」ではない
「台湾新幹線」と言われるだけあって、日本の新幹線がそのまま台湾で走っているような感覚を受けますが、実は新幹線技術の全てが使われているのではないのだとか。
台湾高鐵は主に政治的な理由から、車両(東海道新幹線700系の改良型)とレール部分は日本式、他の部分はフランス式やドイツ式が使われている、日欧混在型になっています。
台湾高鐵に乗ってみた
ということで、台湾高鐵の台北駅に戻ってきました。
すでにきっぷは購入済みなので、コインロッカーに預けた荷物を取り出し、改札に向かいます。
高鐵の改札は地下1階
台北駅は高鐵・台鐵・MRTの共通駅舎になっていて、高鐵台北駅の改札は地下1階、ホームは地下2階にあります。(台鐵も改札B1階・ホームB2階)
下の案内図の下半分、赤色の部分が高鐵です(青色は台鐵)。

出典:台北火車站に加筆
高鐵台北駅の改札口は乗車用と降車用に分かれているようです。
乗車用改札口は中央にあるので、中央下側の「台鐵本舗」のあたりから入って、乗車する号車によって左右どちらかの改札口から入ります。

改札機はフランス製だそうです。ICカードやQRコードにも対応しているような見た目です。
私たちはごく普通の磁気乗車券でしたので、下の挿入口から入れます。

日本の新幹線だとバーを通った後にきっぷを受け取りますが、台湾ではきっぷは入れたすぐ上の取り出し口から出てきます。
「入れる⇒通る⇒取る」の動きが「入れる⇒取る⇒通る」と微妙に入れ替わるので、きっぷの取り忘れに注意です(私がやりました^^;
ホームは地下2階
改札が地下1階、ホームが地下2階ということなので、改札を通ったらエスカレーターでホームに降ります。
エスカレーターの横にもそのホームから出発する列車の案内が表示されているので、ホームに降りる前に確認すると良いですね。
地下ホームなので、特に雰囲気もなにもありません(^^;
車内は新幹線そのもの
乗車してみると、そこには非常に馴染みのある風景がありました。
車内の色使いが違うのと、テーブルに書かれている文字が漢字ばかり、というところ以外は本当に新幹線そのものですね。
台北駅を出てから隣駅の板橋駅を出るまでの15分ほど、地下を走行します。
その後地上に出ますが、トンネル区間も多いので、車窓を眺めることの時間は限られていました。
台湾高鐵は台北以外では街の中心を外れたところを走っているらしく、車窓からはのどかな田園風景が広がっていました。
台中駅に到着
車内でうとうととして寝不足を解消しつつ、1時間ほどの乗車時間を終えて台中駅に到着しました。
駅はとても近代的で清潔で、なんだか外国に来た気がしません。
台湾高鐵は乗り心地も非常に良く、非常に気持ちよく移動することができました。