「台北でローカルな朝ごはんを食べるならどこがいいですか?」と尋ねて、「阜杭豆漿がいいですよ~」と教えてもらいました。「でも、行くなら5時起きですね」とも。そうでないとものすごい行列なのだとか。完全夜型の2人が、頑張って早起きしてみました。
激ウマ朝ごはんのため、AM5時に起床
「阜杭豆漿」は、私たちが宿泊した「ホテル・ロイヤル・ニッコー・タイペイ(老爺大酒店)」からは歩いて20分ほどの距離。
朝の散歩にはちょうど良い距離です。
桃園空港到着時に手に入れた台湾大哥大のSIMカードを入れたスマホのナビ機能を頼りに、目的地までちょっと散歩です。
朝の空気は清々しく、目的地までテクテクと歩いていると、だんだんと気持ちが爽やかになってきます。
MRT善導寺駅から阜杭豆漿への行き方
目指す「阜杭豆漿」はMRT善導寺駅のすぐそばとのこと。

阜杭豆漿の最寄り駅はMRT善通寺駅
「華山市場」と書かれている入り口に来ました。
たぶんここかな、という気がするのですが、シャッターが閉まっています。

早朝の華山商城はシャッターが閉まっているので裏口へ回ります
華山市場の周りをぐるっと一周してみることにします。

阜杭豆漿の入り口は華山商城の表通りから路地を少し入ったところにあります
華山市場の南東側の角に来ると、それはありました。
「阜杭豆漿」と書かれた案内板。どうやら2階(2樓)にあるようです。
それにしてもずいぶんとシンプルな看板です。
有名店すぎて大きな看板は必要ないのでしょうかね。
おかげでちょっと焦りました(^^;
阜杭豆漿、6時半に並んでも30分待ち!
ふと、目をビルの入り口らしきところにやると、何やら行列の最後尾らしき人々が目に入ります。
その上には「華山2F美食生活廣場」とあります。
なるほど、ここが噂の「阜杭豆漿」の朝の行列なのですね。
時刻はだいたい6時半、行列は既に1階のビル入り口まで来ています。

朝6:30の時点で阜杭豆漿には長蛇の列が
階段にそって行列は2階へと伸びていきます。
2階から、美味しそうな豆乳や揚げパンを持った人たちが続々と降りてきます。
地元のみなさんは、持ち帰ってお家で食べるということのようです。
朝の時間帯は阜杭豆漿しか開いていないのか、朝の行列の指示が貼りだしてありました。
「階段に沿って1列にちゃんと並んでください」ということのようです。
行列に並ぶこと25分、やっと店内が見えてきました。
行列の割には、中はややガランとしています。
やはり地元の方たちのほとんどは持ち帰るようですね。
店内で食べているのは、台湾内外の観光客、でしょうか。

阜杭豆漿(の入っているフードコート)内部は行列の割に空いています
店内に入っても、行列はもう少し続きます。
でも大丈夫、ここまで来るとガラスの向こうで一生懸命に働く店員さんたちが見られます。
手前の2つのドラム缶のようなものはパン焼き窯で、ここで「厚燒餅(または厚餅とも)」というパンを焼いています。

ドラム缶のようなものはパン焼き窯で、ここで「厚燒餅(または厚餅とも)」というパンを焼いています
真っ赤に燃える炭火の中にパン生地を貼り付け、頃合いを見計らってさっと取り出す。職人芸です。
さらに奥には、「油條(中華揚げパン)」を作る人たちが。
一本ずつ丁寧に揚げています。
こうして作業風景が見られるのは、楽しいと同時に安心感もありますね。
こういったところもこのお店の人気の理由でしょうか。
注文カウンターはもうすぐです。
阜杭豆漿の営業時間:朝は5時半から
阜杭豆漿の朝の営業開始はAM5:30からとのこと。ただし、阜杭豆漿は月曜定休なので、旅行で行く人は気をつけましょう。

阜杭豆漿の営業時間は朝5:30から
阜杭豆漿で朝食を注文!
行列に並ぶこと約30分、ついに注文カウンターです。
初めての注文ややっぱりドキドキしますね。
無駄にかっこ良く注文しようと、メニューを見ながら発音練習をしてみたり≧≦

阜杭豆漿のメニュー
先ほどガラスの向こうに見えていた工房から、揚げたての油條と焼きたての燒餅が届きました。
奥では蛋餅を焼いている人が。
美味しそうな小麦の焼けたニオイがカウンターを飛び越えてやってきます。
早起きして、散歩して、行列に並んで、という訳でもうお腹がギュルギュルと鳴っています(+o+)
・・・・・・・・
なんとか注文できました!
メニューを見てピンと来たモノを適当に注文したら、「メニュー被ってるよ」と勝手に却下されてしまったりして。
せっかく練習したのに、お上りさんなのがバレバレです(^^;
注文カウンターを抜けたところに箸・ストローや調味料のカウンターがあります。
阜杭豆漿のおすすめメニュー:冰豆漿、厚餅夾蛋、蛋餅
地元民を装いきれなかった私たちが注文したのは、右上から時計回りに冰豆漿(冷たい豆乳)、厚餅夾蛋(窯焼きパンに玉子焼きを挟んだもの)、蛋餅(卵焼き台湾クレープ)の3つ。

阜杭豆漿のおすすめ朝ごはんメニュー
冰豆漿は、しっかり冷たくて、砂糖でほんのり甘くしてあります。
窯から出たばかりの厚餅はアツアツで、外はカリっと、中はふんわりしています。
一口かじると、香ばしい小麦の香りがふわりと鼻をくすぐります。
そして間に挟んである卵焼きがほんのり塩味で、とても素朴な美味しさ。
一方、蛋餅の生地は弾力が強く、もちもちの食感がクセになりそうです。
こちらもしっかり塩味がついていて、冰豆漿の甘みと絶妙な組み合わせ。
適当に頼んだメニューでしたが、この組み合わせは超おススメです!
観光客だけでなく、地元の人々が行列する意味が分かりました。
確かにこれは早起きするだけの価値があります!
断面の写真を撮ろうと思っていたのに、気がついたらあっという間に完食してしまいました。
8時では遅すぎる!? 待ち時間は1時間以上><
食事を終え、下に降りてみると、地下鉄駅のすぐ手前まで大行列!
この長さからすると、注文するまで1時間以上は並ぶ覚悟が必要ですね。

朝8時の阜杭豆漿は1時間以上の待ち時間
空腹時の行列は辛いので、阜杭豆漿に行くなら早起きがマストですよ!