台湾旅行や台湾出張に行く時、気になるのが日本円から台湾ドルへの為替レート情報ですよね。
せっかくだから少しでもオトクに台湾ドルに両替したいものです。
レートが一番オトクな両替場所は?
桃園空港や台北市内の銀行で換金するのはおすすめ?
台湾に年に数回通っている私も、同じことを思っていたので、今回はちょっと本腰を入れて台湾ドルへの両替情報をとことん調べてみることにしました。
はじめに:日本円を台湾ドルにお得に両替するならここ!
あれこれと調べながらこの記事を書いていたら、かなり長くなってしまったので、先に総まとめを書いておくことにします。
台湾ドルへの両替場所を徹底的に調べたところ、以下のような結論になりました。
- 現金の両替なら台湾の空港の両替所で換金するのがお得!
- 出発まで日数があるなら、宅配両替だともっとオトクに!
- 換金レートにこだわるならクレジットカードの海外キャッシングが最強!
台湾ドルへの両替レートを比較するに当たって、両替場所によって換算方法が日本円基準だったり台湾ドル基準だったりするので「日本円10,000円を台湾ドルに両替すると◯◯元」と単位を揃えて比較することとします。
台湾ドルへの換金方法は、主に「日本で両替」と「台湾で両替」の2種類に分けられます。
そのうち、まずは「日本で両替」するパターンをいくつか見ていきましょう。
日本の空港で台湾ドルに換金するとレートは?
まずは、日本の空港にある外貨両替店で日本円→台湾ドルに両替する時のレートを調べてみます。
外貨両替店の「トラベレックス」で調べると、2018年6月6日のレートは10,000円→約2,404台湾ドルでした。
このトラベレックスの両替レートを基準に、他の両替場所のレートを比較していきたいと思います。
両替場所 | 1万円 | 5万円 | 10万円 | 50万円 |
---|---|---|---|---|
空港の外貨両替店 (トラベレックス) | 2,404元 | 12,020元 | 24,040元 | 120,200元 |
日本の銀行での外貨両替レートは?

三菱UFJ銀行 新宿中央支店 外貨両替コーナー
日本を出発する前に日本円を台湾ドルに両替したい場合、日本の銀行で外貨両替しておくという方法もありますね。
三菱UFJ銀行などの「外貨両替コーナー」なら銀行の営業時間外にも営業しているため、仕事帰りなどにちょっと寄って両替しておくことができます。
銀行の外貨両替レートを空港の両替店と比較してみると、以下のようになりました。(レートがお得な方を赤字にしています)
両替場所 | 1万円 | 5万円 | 10万円 | 50万円 |
---|---|---|---|---|
三菱UFJ銀行 | 2,386元 | 11,933元 | 23,866元 | 119,330元 |
空港の外貨両替店 (トラベレックス) | 2,404元 | 12,020元 | 24,040元 | 120,200元 |
このレートの差なら銀行にわざわざ換金に行く必要はないですね。。。
チケットショップ(金券ショップ)の台湾ドルレートはお得?
最近、駅前にあるチケットショップ(金券ショップ)などでも「外貨両替」の看板を良くみるようになってきました。
ということで、薄利多売に強いチケットショップなら台湾ドルのレートもお得かも?と東京駅前の「大黒屋」さんでレートを尋ねてみました。
両替場所 | 1万円 | 5万円 | 10万円 | 50万円 |
---|---|---|---|---|
金券ショップ (大黒屋) | 2,395元 | 11,974元 | 23,948元 | 119,740元 |
空港の外貨両替店 (トラベレックス) | 2,404元 | 12,020元 | 24,040元 | 120,200元 |
うーんこちらも、わざわざチケットショップを探してまで両替する必要はなさそうです。
実はかなり為替レートが良い宅配両替

「ドルユーロ」で実際に両替してみました。
「ドルユーロ」という宅配両替会社のレートを、空港の両替店(トラベレックス)と比較してみたのですが、意外にも宅配両替会社のレートがかなり良いことが分かりました。
両替場所 | 1万円 | 5万円 | 10万円 | 50万円 |
---|---|---|---|---|
宅配両替 (ドルユーロ) | 2,504元 | 12,940元 | 26,089元 | 130,445元 |
空港の外貨両替店 (トラベレックス) | 2,404元 | 12,020元 | 24,040元 | 120,200元 |
上の表には送料を考慮した実質レートを記載していますが、それでも空港の両替店よりも実質レートが良いですね。
さらに、10万円以上両替時は送料無料になるので、多額の両替では宅配両替がかなりオトクになります。(上の表の10万円の欄は、送料なしで計算しています)
日本で台湾ドルに両替する方法まとめ
このあたりで、日本で台湾ドルに両替する方法について、それぞれの場所の利便性とレートをまとめてみましょう。
両替場所 | 1万円 | 5万円 | 10万円 | 50万円 |
---|---|---|---|---|
宅配両替 (ドルユーロ) | 2,504元 | 12,940元 | 26,0895元 | 130,445元 |
空港の外貨両替店 (トラベレックス) | 2,404元 | 12,020元 | 24,040元 | 120,020元 |
金券ショップ (大黒屋) | 2,395元 | 11,974元 | 23,948元 | 119,740元 |
三菱UFJ銀行 | 2,386元 | 11,933元 | 23,866元 | 119,330元 |
利便性が高いのは空港の両替店ですが、宅配両替はかなりお得に両替できるので捨てがたいところです。
続いては、台湾に到着してからの両替場所とレートを比較していきます。
台湾の桃園空港・台北松山空港・高雄空港で両替
台湾で日本円を台湾ドルに換金すると言うとまず思いつく場所は、台湾の空港に到着してすぐ、空港内の外貨両替所で両替する方法です。
桃園空港・台北松山空港・高雄空港の台湾主要3空港には、それぞれに台湾銀行と兆豐国際商業銀行の両替所が多数設置されています。

桃園空港 両替店
台湾の空港では、どの場所でも銀行が経営している両替所のため、銀行の公表レートが適用されます。
両替場所 | 1万円 | 5万円 | 10万円 | 50万円 |
---|---|---|---|---|
台湾の空港 (台湾銀行) | 2,587元 | 13,055元 | 26,140元 | 130,550元 |
日本の空港両替店 (トラベレックス) | 2,404元 | 12,020元 | 24,040元 | 120,200元 |
桃園空港・台北松山空港・高雄空港に設置されている両替店の一覧
台湾の主要3空港に設置されている両替店のうち、一般エリアにあるものを一覧にまとめました。
この表の他にも入国審査前の制限エリアにも両替店があるので、入国審査前に両替しておくのも安心です。
桃園空港 T1 一般エリア | ||
---|---|---|
B1階 | 09:00~15:30 | 台 |
B1階 | 06:30~15:30 | 兆 |
1階 | 24時間 | 台 |
1階 | 05:30~21:30 | 兆 |
1階 | 12:00~21:00 | 兆 |
3階 | 05:30~22:40 | 台 |
3階 | 05:30~21:30 | 兆 |
桃園空港 T2 一般エリア | ||
---|---|---|
B2階 | 09:00~15:30 | 台 兆 |
1階 | 08:50~23:50 | 台 |
1階 | 24時間 | 兆 |
3階 | 05:30~22:30 | 台 |
3階 | 05:30~23:00 | 兆 |
台北松山空港 国際線 | ||
---|---|---|
到着ロビー | 8:00~22:30 | 台 兆 |
高雄空港 国際線ターミナル | ||
---|---|---|
1階到着ロビー | 09:00~00:00 | 台 |
1階到着ロビー | 09:00~21:00 | 兆 |
台北市内の銀行で両替
上でも触れたように、台湾の空港での両替は基本的に銀行公表レートとほぼ同じため、短期旅行者がわざわざ台北市内の銀行で換金する必要性はありません。
ただ、台湾で生活し始めると台北市内の銀行で両替することになりますので、こちらも比較しておきましょう。
台湾では銀行によって両替レートが若干異なりますが、基本的には誤差の範囲内なので、利便性で選ぶのが一番いいと思います。
両替場所 | 1万円 | 5万円 | 10万円 | 50万円 |
---|---|---|---|---|
台湾の空港 (台湾銀行) | 2,617元 | 13,085元 | 26,170元 | 130,850元 |
日本の空港両替店 (トラベレックス) | 2,404元 | 12,020元 | 24,040元 | 120,200元 |
台北市内のホテルなどで両替
台北市内などには両替を扱っている店舗が幾つかあります。
デパートやある程度のクラスのホテルで両替できるのはどこの国も同じですね。ホテルやデパートの換金レートが悪いのも世界共通です(^^;
また、日本ではチケットショップが外貨両替も扱っているパターンが多いのに対し、台北市内ではお茶屋さんや宝石屋さんが両替商を兼業しているのがユニークなところ。
このパターンについては私はまだ試したことがないのですが、あしたはもっと遠くへいこうさんによると、レートは銀行と大して変わらないとのこと。
どうせレートがほとんど変わらないなら、信頼できる銀行での両替がいいと思います。
現金編まとめ:台湾(台北市内)の銀行が一番オトク

桃園国際空港 兆豊銀行
ということで、日本と台湾のそれぞれで現金を両替する場合の換金レートを比べてみると、台湾の銀行が一番オトクということになりました。
その次が桃園空港など空港内での両替、市内の銀行との差はたったの30台湾ドル(約100円)なので、短期旅行者は台湾の空港で両替すれば問題ないでしょう。
利便性についても、夜遅くまで営業していること、ある程度の日本語が通じること、複雑な手続きが必要ないことなどから、台湾での両替と言っても特に心配は不要です。
でも、現金よりオトクに両替できる方法もあるんですよ。
もうちょっとだけ、頑張って見ていきましょう。
台湾のATMでキャッシング
さてここからは、海外旅行の達人の間ではよく知られている「ATMキャッシングを使った両替」について調べていきます。
ATMで両替する方法
台湾には日本と同じように空港や駅、また市内のあちこちにATMが設置されています。
桃園空港の中にもいたるところにATMが設置されていますよ。


ここで、自分の手持ちのカードを使って現金を引き出すと、引き出した台湾ドルに相当する額の日本円が換算されて自分のカード口座から引き落とされる(もしくは後日請求される)という仕組みになっています。
「セディナカード」の両替はレートがおトクでオススメです

ATMキャッシングで両替ができるカード
この「ATMで両替」ができるカードには、海外プリペイドカード、Visa(JCB)デビットカード、国際キャッシュカード、海外キャッシング対応クレジットカードの4種類があります。
ATMでは多額の両替ができないことに注意
ATMでの両替は便利でオトクなのですが、多額の両替ができないことに注意が必要です。
台湾のほとんどのATMでは、一回あたりの引き出し(換金)限度額が2万台湾ドル(約7.7万円)まで、一日あたりの引き出し限度額は10万台湾ドル(約38万円)に制限されています。
また、カード会社やカード発行元銀行によっても一回あたり/一日あたりの引き出し限度額が設定されている場合がありますので、生活費や買い付け資金などある程度まとまった額の台湾ドルが必要になる場合は注意してください。
ということで、ここからはこの4種類のカードを使った台湾ドルへの換金レートについて比較していきます。
台湾のATM × 海外プリペイドカードで両替
海外旅行専用プリペイドカードは、あらかじめカードに日本円をチャージしておき、そのカード残高の中で台湾(を含む海外)のショッピングやATMで利用できるというカードです。

使える額がカード残高の範囲内に制限されているので、例えばお子さんの修学旅行に持たせるお財布代わりに持たせることもできますね。
残高が足りなくなれば日本の銀行から振り込みで追加チャージすることも可能ですので、留学生の仕送りにも便利です。
ここでは海外両替最大手のトラベレックスが発行するキャッシュパスポートの換金レートを比べてみたいと思います。
両替場所 | 1万円 | 5万円 | 10万円 |
---|---|---|---|
キャッシュパスポート![]() | 12,988元 | — | |
台湾の空港 (台湾銀行) | 2,617元 | 13,085元 | 26,170元 |
現金を台湾の空港で両替するより少しレートが悪いですが、海外専用プリペイドカードは、買い物にも使えること、市内のATMでもさっと両替できるなどのメリットがありますね。
台湾のATM × Visaデビットカードで両替

·三菱UFJデビット
次は「Visaデビットカード」を台湾のATMで両替する場合の換金レートについて調べてみたいと思います。
Visa(JCB)デビットカードは、銀行が発行している「クレジットカードのように使えるキャッシュカード」のことで、銀行口座の残高の範囲内で使えて、使った分は口座から即時に引き落とされるのが特長です。
クレジットカードのように便利に使えながら、使いすぎを防止できるということで最近とても人気が出てきています。
このVisa(JCB)デビットカードも、海外でのショッピングや桃園空港・台北市内を始めとする各所に設置されているATMでの両替に使うことができます。
両替場所 | 1万円 | 5万円 |
---|---|---|
2,605元 | 13,134元 | |
台湾の空港 (台湾銀行) | 2,617元 | 13,085元 |
三菱UFJ-VISAデビット(海外ATM利用手数料:108円/回(消費税込)、海外事務手数料:取引金額の3.0% ※一部ATMにおいて、別途現地金融機関所定の使用料がかかる場合あり)は台湾の空港で両替するのとほぼ同じレートで両替できることが分かりますね。
Visa(JCB)デビットカードは日本でのショッピングにも使えるので、時間のあるうちに一枚作っておくと便利です。

台湾のATM × 国際キャッシュカードで両替

新生銀行 国際キャッシュカード
Visaデビットカードに似たようなカードとして「国際キャッシュカード」があります。
現在、日本では新生銀行とSMBC信託銀行がこの「国際キャッシュカード」を発行しています。
この国際キャッシュカードの換金手数料もVisaデビットカードとほぼ同じ水準になっています。
両替場所 | 1万円 | 5万円 |
---|---|---|
新生銀行 国際キャッシュカード | 2,607元 | 14,408元 |
台湾の空港 (台湾銀行) | 2,617元 | 13,085元 |
日本の会社から給料を受け取りながら、台湾で暮らすというような場合にはこの「国際キャッシュカード」も便利かもしれません。
クレジットカードの「海外キャッシング」で両替
多くのクレジットカードには「海外キャッシング機能」が付いており、海外のATMで現地の通貨を引き出すことができます。
このクレジットカードを使った台湾ドルへの両替は、これまで紹介した両替場所とは異なり「海外キャッシング」つまり「借金」をする形になります。
ATMで引き出した台湾ドルに相当する日本円は、引き落とし時に利息を加えた額が銀行から引き落とされます。くれぐれも引き落とし時に残高不足にならないように注意しましょう。
さて、このクレジットカードを使った海外キャッシングの換金レート(手数料+利息)を、一般的なVisaカードで、利用日から40日後に銀行引き落としになると仮定して比較してみます。
両替場所 | 1万円 | 5万円 |
---|---|---|
セディナカード 海外キャッシング | 2,631元 | 13,155元 |
台湾の空港 (台湾銀行) | 2,617元 | 13,085元 |
クレジットカードの海外キャッシングを使うと、台湾の空港で両替するよりもお得な換金レートで両替できることが分かりました。
「キャッシング=借金」に抵抗がなければ、かなり便利に使えそうです。
まとめ:10万円以上は宅配、10万円未満ならキャッシングがオトク
こうして日本円を台湾ドルに両替する方法を徹底的に調べてみたところ、10万円以上の金額を一括で換金する場合は宅配両替、それ以外の場合はクレジットカードの海外キャッシングがオトクなレートになるということが分かりました。
ちなみに外貨の両替はレートが変動するので、まとめて一括で両替するより、時期を分散して両替するのがいい(ドルコスト平均法)と言われています。
そうしたことを考えると、台湾に長期滞在するなら、一度に両替して持っていくのではなく、クレジットカードを持っていくと、為替リスクを分散しながら両替することができますね。
台湾旅行で使う通貨「ニュー台湾ドル(台湾元)」
台湾(中華民国)で発行・流通されている通貨は一般に「台湾ドル(台幣)」と呼ばれています。
台湾ドルの通貨単位は「元」ですが、台湾の話し言葉では「塊」という言い方がされます。また、紙幣やコインには「圓」と印刷・刻印されているので、「圓」=「元」=「塊」という関係を覚えておくと良いでしょう。
台湾ドルの外貨両替レートは、1台湾ドルあたり日本円でおおむね3円~4円の間で推移しているので、台湾で買い物をする時には、300台湾ドル=1,000円ぐらいで計算するとだいたいの日本円換算額が分かります。
台湾の通貨についてもっと詳しく

台湾ドルの紙幣と硬貨

台湾ドルの紙幣とコイン
台湾ドルでは、一般的に1000元、500元、100元の3種類の紙幣と、50元、10元、5元、1元の4種類の硬貨が使われています。
海外では場所によって高額紙幣を受け付けてもらえない、ということがよくありますが、台湾ではほとんどの場所で1000元札までは使えるので大丈夫です。
台湾旅行に現金はどのくらい必要?
台湾ドルの現金をいくらぐらい換金しておくか、これは台湾旅行のスタイルによってさまざまなので一概には言えませんが、だいたいの目安は以下のようになると思います。
カード払いメイン | 1日1,000台灣元(約3,700円) |
---|---|
現金メイン(節約派) | 1日1,000台灣元(約3,700円) |
現金メイン | 1日3,000台灣元(約11,100円) |
台湾では外食が安く、日本の半額~2/3ぐらいで食べられることが多いですが、ディンタイフォン(鼎泰豐)など有名店は日本と変わらない価格帯になるので注意が必要です。
台湾の物価を徹底調査してみました

台湾旅行でクレジットカードは使える?
台湾ではデパート・スーパーはもちろんのこと、ほとんどの場所でクレジットカード(信用卡)が利用できます。
現金を両替するのは最小限にして、旅行中はできるだけクレジットカード払いにすると、帰りに台湾ドル現金の余りが出るのを避けられますね。
台湾では、国際ブランドのVisa, Mastercardの他にJCBも広く利用できます。AMEX(美國運通)が使えるお店もそれなりにありますが、場所によっては対応していないこともあるようです。
一方、小さな食堂や夜市などではクレジットカードが使えないので、ある程度の現金も用意しておきましょう。
留学や買い出しの場合は注意!通貨の持ち出し・持ち込み制限
短期の台湾旅行などではほとんど気にする必要はありませんが、日本円・台湾ドル含めて通貨を大量に海外に持ち出したり持ち込んだりすることには規制があります。
例えば日本の場合、通貨の種類を問わず100万円(または100万円相当の外貨)以上を持ち出したり持ち込んだりする場合には申告が必要です。
台湾では、外貨を1万米ドル(約110万円)以上持ち込んだり持ち出したりする場合には申告が必要で、台湾ドルは6万ドル(約22.2万円)以上の持ち込み・持ち出しに許可が必要です。
商品の買い付けなどで多額の現金を台湾に持っていく、という場合はこの制限にも注意しておきましょう。
台湾ドルの偽札
海外旅行で心配なのが、偽札(偽鈔または假鈔 )をつかまされること。特に、現地のお金を見慣れていない外国人旅行者が、偽札を見破るのは難しいですね。
以前は台湾ドルにも、頻度は少ないものの偽札が存在していましたが、2005年に偽造防止対策を施した新券面に改版された後は、偽札被害に遭うことはほぼなくなりました。
そもそも台湾ではお釣りで受け取る紙幣は最高でも500元(約1,850円)と、それほど高い金額にはなりません。
台湾旅行で偽札を必要以上に心配する必要はないと言って良いでしょう。
コラム:なぜニュー台湾ドルは「ニュー」なのか?
台湾ドルの正式名称に「ニュー」が付いているのはなぜ?「オールド台湾ドル」ってあるんですか?と尋ねられたことがあります。
台湾は1895年から第2次世界大戦(太平洋戦争)が終了する1945年までの間、日本に占領統治されていて、日本統治時代の台湾では、「台湾銀行券」が発行・流通していました。

公有领域, 链接

由Bank of Taiwan – http://www.sinobanknote.net/,公有領域,链接
その後、1949年に台湾省政府は「ニュー」台湾ドル(新台幣)を発行し今日に至る、というわけです。
参考リンク





