三井住友銀聯カードは日本で発行できる銀聯カードとしてはスタンダードなカードですが、その欠点として、カードの券面がダサイことと、カード利用限度額が最高でも80万円と低いことがありました。
その制限が気になる方のために、実は銀聯《プラチナ》カードというものがあるらしいという噂を聞いたので、ちょっと調べてみました。
実は《ゴールド》の上もある日本の銀聯カード
ここのところ、日本で発行できる銀聯カードについて連載を続けていますが、これまで見てきたカードの中でもっともステータス性の高い券面デザインは、MUFG銀聯ゴールドカードでした。
もう一方の三井住友銀聯カードはと言うと、ANA銀聯カードはブルー基調の安っぽいデザイン、オリジナルの三井住友銀聯カードはやはりブルー基調またはパンダ(しかもあまり可愛くない)デザインと、人によっては提示するのに若干抵抗を感じるデザインなのは否めません。
三井住友銀聯カードの限度額に不満な人もいた?
MUFG銀聯カードは親カードの限度額が引き継がれるので、親カードの限度額が高い人はその範囲内で利用することができましたが、三井住友銀聯カードは単独発行カードで、しかも利用限度額が最高でも80万円のため、一部の出張族からはもっと自由に使える銀聯カードが欲しいという声が上がっていたとかいなかったとか。
「選ばれた人のための」銀聯プラチナカードが発行
そんな人のために用意されているのが、「三井住友VISAプラチナカード」です。
三井住友銀聯プラチナ・カードは単独申し込み不可
三井住友銀聯カードは単独申し込みが可能なクレジットカードでしたが、こちらの三井住友銀聯プラチナ・カードは、三井住友VISAプラチナカードもしくは三井住友MasterCardプラチナカードを持っている人だけに発行資格がある、特別なカードとなっています。
三井住友銀聯プラチナカードの年会費は無料
三井住友銀聯プラチナカードそのものの年会費は無料となっています。
プラチナカードそのものが年会費の高いカードですから、そこは気をつけないといけませんが…
三井住友プラチナカード自体は一般申込もできます
ひと昔前は、「プラチナカード」というのは、ゴールドカードを保有していて、かつ一定の利用実績がある人だけにインビテーション(招待状)が送られるというものでした。
ただ、三井住友プラチナカードに関しては、今は一般申込ができるようになっています。
ただし、もちろん審査の門は狭いので、誰でも持てるという訳ではないので今でもある程度「選ばれし者のカード」ではあるのですが、一般申込が可能ということですから、一定以上の年収のある方なら一度トライしてみても良いかもしれません。
三井住友銀聯プラチナカードの限度額は300万円~
そんな富裕層のための銀聯プラチナカードですから、限度額も300万円~と文字通りオリジナルの三井住友銀聯カードとはケタの違う金額になっています。
ショッピング専用
ただし、ショッピング専用なのはオリジナル銀聯カードと変わらないようで、ATMでのキャッシングは使えないようです。
また、通信販売利用不可、分割払い利用不可などの制限もオリジナルの三井住友銀聯カードと同じとなっています。
三井住友銀聯プラチナカードのメリットとデメリット
そもそもこのカードを作れるような人がメリットやデメリットを検討するのかよく分かりませんが、三井住友銀聯プラチナカードのメリットとデメリットについてまとめてみたいと思います。
三井住友銀聯プラチナカードの◎メリット
- 中国全土どこでも使える
- 日本の銀行口座から引き落とされるので両替不要
- 年会費無料
- 家族カードOK
- 日本の銀聯カードでは最高のステータス
- 限度額300万円~
三井住友銀聯プラチナカードの×デメリット
- 三井住友プラチナカードを持っていないと発行できない
- ATMでのキャッシングができない
まとめ:銀聯カードの限度額がすぐにいっぱいになる人にはオススメ
ということで、銀聯カードの中では段違いのステータス性を持つ《三井住友銀聯プラチナカード》、親カードの三井住友プラチナカードはインビテーションがなくても作れるようですので、これまで銀聯カードの限度額がすぐにいっぱいになってしまって困っていた方は、まずは三井住友VISAプラチナカードを作ってから追加カードとして銀聯プラチナカードを発行してもらうと、中国でももっと自由に買い物ができそうです。