人民元(中国元)への両替レートはカード・現金どっちがお得?

中国旅行・中国出張には人民元の現金が欠かせません。

特に中国では日本のクレジットカードやデビットカードが使えないことが多いので、どうしても他の国よりも多めの現金が必要になりますね。

そこで必要になるのが日本円から人民元への両替ですが、実はこの人民元への両替、両替方法によって最大で10%もの差がつくんです。

例えば3万円を人民元に両替すれば、手数料の差は最大でなんと3000円になることも。

うーん、この差はちょっと無視できませんね。

ということで、日本円を中国人民元に両替するときの為替レートがお得なのはどの方法なのか、空港の両替、クレジットカードの海外キャッシング、国際キャッシュカードなどを、レートだけでなく利便性も考えながら徹底的に比較してみました。

この記事を書いた人
DASHi@わーとら!管理人

旅ブロガー。中国地方の某県を拠点に、のんびり地方暮らしをしつつ業務やプライベートで海外と日本を行ったり来たりする日々を続けて20年、行った旅行先はアジア~北米・ヨーロッパを中心に20ヶ国以上になります。このブログでは旅から気づいた情報を発信しています。本業はフリーランスのソフトウェアエンジニア、趣味は海外鉄道の乗り歩き。

最初に:両替方法別に人民元への両替レートを一気に比較

単位は人民元で、金額の大きい方が有利なレートです。5万円利用時の両替額が有利な順に並べ替えています。両替場所、方法によってレートの基準となる通貨は異なりますが、比較のために単位を揃えています。

この表は参考情報です。実際に利用される際には店頭のレート表示などを確認するようにしてください。

種別両替場所5万円
宅配ドルユーロ約2,450元
現地ATMJCBカード約2,444元
現地ショッピング三井住友銀聯カード約2,443元
現地ATMイオンデビット(JCB)約2,442元
現地ATMエポスカード(VISA)約2,395元
現地ATM楽天カード(Master)約2,392元
現地ATM住信SBIデビット(Master)約2,391元
現地ATM楽天デビット(VISA)約2,381元
国内銀行/空港(三菱UFJ)ワールドカレンシーショップ約2,312元
国内銀行/空港みずほ銀行約2,302元
国内空港GPA(成田)約2,301元
宅配GPA(宅配)約2,301元
国内銀行/空港千葉銀行約2,301元
国内空港関空直営約2,266元
現地空港中国工商銀行(空港)約2,266元
現地空港中国建設銀行(空港)約2,265元
宅配トラベレックス(宅配)約2,265元
現地空港中国銀行(空港)約2,261元
国内空港トラベレックス(店頭)約2,240元
わーとら!調べ 2023/6/28更新

日本の空港での両替手数料は10%~

日本で両替をする場合、両替レートは両替店によって若干異なるので、大きな空港では何軒か回って比較すると良いでしょう。ただ、私がこれまで見てきた様子では、ほとんどの両替所の両替手数料は基準レート+10%前後になっていました。

また、日本で両替をする場合、お札やコインの種類を指定できない場合が多くあります。本当は小銭をあらかじめ用意しておきたいところですが、細かい金種の用意がない両替所も多いので、やや不便に感じるところもあります。

一方で日本国内での両替は、言葉が通じるので安心なこと、空港での待ち時間に両替できることなど、メリットも少なくありません。

それで、空港到着してすぐに使うような当座のお金を少額両替しておくのに使うのがおススメです。

両替場所レート1万円5万円10万円金種
GPA(成田空港)21.73約460元約2,301元約4,602元100元,50元,10元
関空直営22.07約453元約2,206元約4,531元100元,50元,10元
トラベレックス22.32約448元約2,240元約4,480元100元札のみ
わーとら!調べ(WEBまたは電話にて調査) 2023/6/28更新

日本の銀行での両替手数料は空港とほぼ同じ

中国元を日本で両替する場合、銀行と空港の両替店のレートに大きな違いはありませんでしたが、日によってほんのわずかに銀行が有利な場合もあります。

主要空港では出張所や支店のある銀行もあるので、トラベレックスなどの両替所とレートを見比べるといいでしょう。

参考:日本国内の日本円→中国元の為替レート(銀行)

両替場所レート1万円5万円10万円金種
(三菱UFJ)ワールドカレンシーショップ21.63約462元約2,312元約4,623元100元札のみ
みずほ銀行21.72約460元約2,302元約4,604元100元札のみ
千葉銀行21.73約460元約2,301元約4,602元100元,50元
わーとら!調べ(WEBまたは電話にて調査) 2023/6/28更新

中国の空港での両替をオススメしない理由

中国元(人民元)を両替しようとする時、一番ポピュラーなのは中国の空港にある両替所や銀行窓口で両替する方法ですが、実は中国の空港の両替レートはあまり良くないんです。

中国の空港の両替店で人民元に両替すると、両替所によって異なりますがだいたい5%+50元程度の手数料が取られるので、実質レートは日本の両替所とほとんど同じか。やや悪いレートになります。

中国の空港で両替するメリットとしては、小銭を混ぜてくれるので、とりあえず街中で使う細かいお金が必要な時には便利かもしれません。

1万円ぐらいの少額の両替ならむしろ日本の空港で両替してしまった方が良いレートになりますね。

両替場所公示レート1万円5万円10万円
中国工商銀行(空港)4.8632約413元約2,266元約4,582元
中国建設銀行(空港)4.8623約413元約2,265元約4,581元
中国銀行(空港)4.8522約412元約2,261元約4,571元
わーとら!調べ(WEBにて調査したレートに手数料5%+50元として計算) 2023/6/28更新

上海浦東空港の両替レートを比較してみました

意外と為替レートが良い宅配両替

試しに「ドルユーロ」という宅配両替会社のレートを調べてみると、手数料は人民元の場合で基準レート+約3%と、意外にも宅配両替会社のレートもかなり良いことが分かりました。

10万円未満では代引き手数料が700円がかかるとのことですが、それでも空港の両替店よりも実質レートがかなり良いです。

さらに、10万円以上両替時は送料無料になるそうなので、出発までに余裕があれば宅配両替も十分検討の余地あり、ですね。

両替場所レート1万円5万円10万円配送料・手数料等
ドルユーロ(宅配)20.12約462元約2,450元約4,935元代引手数料700円
GPA(宅配)21.73約2,301元約4,602元送料手数料無料、
最低注文金額3万円
トラベレックス(宅配)21.64約2,265元約4,581元最低注文金額3万円、
10万円未満は送料1,000円
わーとら!調べ(WEBにて調査) 2023/6/28更新

人民元への両替レートが一番有利なのはクレジットカードの海外キャッシング

人民元への両替で一番レートが有利なのは、実は中国の空港などにあるATMを使ったクレジットカードの海外キャッシングなんです。

中国のATMは1回あたりの引き出し額が2000元~3000元程度に制限されているものがほとんどです。また、利用するカードによって1日あたりの引き出し額に制限がある場合もありますので、多額の現金が引き出す場合は日を分けてATMを利用することをおすすめします。

例えば、ATMで人民元を引き出してから次の引き落とし日までを40日として、その利息は約2%。

現在、ほとんどのクレジットカード会社のキャッシングの手数料は、年利18%(実質金利)で横並びです。次の引き落とし日までにかかる利息は(18% × 日数 / 365日)で計算できます。

カード会社によっては海外ATM利用手数料(110円~220円)を取るところもあります。

両替場所レート1万円5万円10万円ATM手数料
JCBカード
(ATM)
20.06約489元約2,444元
エポスカード
VISA(ATM)
20.38約476元約2,395元1万円以下110円、
1万円超220円
楽天カード
Master(ATM)
20.40約470元約2,392元110円/220円
わーとら!調べ(WEBにて調査) 2023/6/28更新

わーとら!イチオシの海外旅行用クレカはEPOSカード

Visaデビットカード・国際キャッシュカードでの両替もオトクで便利

国際キャッシュカード(Visaデビットカード)の人民元への両替手数料は2%~4%と、やはり空港での両替よりかなり有利です(カード発行銀行によって異なります)。

両替場所レート1万円5万円10万円手数料等
イオンデビット
JCB(ATM)
20.06約480元約2,442元220円+1.6%
住信SBIデビット
Master(ATM)
20.40約478元約2,391元2.5%
楽天デビット
VISA(ATM)
20.38約476元約2,381元3.08%
わーとら!調べ(WEBにて調査) 2023/6/25更新

海外専用プリペイドカードの手数料は3~5%

海外専用プリペイドカードは、両替手数料が3%~5%かかりますが、手軽に発行出来て、現地のATMでも便利に使えるのが魅力です。

2023年6月時点で、日本では利用可能な海外専用プリペイドカードは発行されていません。

番外:中国でも使える「銀聯クレジットカード」なら現金不要でレートもオトク

中国ではVisaやMastercard、JCBなどのクレジットカードが使える場所がかなり限られていますが、その代わりに中国独自のクレジットカード「銀聯カード」が使える場所がかなり多くあります。

日本人でも作れる「三井住友銀聯カード」などを作って持っていくと、現金の持ち歩きを最小限にできるので便利ですよ。

参考までに、三井住友銀聯カードで買い物をした場合の為替レートを比較してみます。

三井住友銀聯カードは「ショッピング専用カード」となっており、現地ATMで現金を引き出すことはできないことに注意してください。

両替場所レート1万円5万円10万円手数料
三井住友銀聯カード
(ショッピング)
19.96約489元約2,443元約4,887元2.5%
わーとら!調べ(WEBにて調査) 2023/6/28更新

おまけ:お得に人民元に両替するために知っておくと便利なこと

ここでは日本円を人民元に両替する際の「定率」の手数料と「定額」の手数料の2種類について解説したいと思います。

少額を両替する時は「定額」手数料に注意

定額の手数料とは「〇〇円」や「〇〇元」と円や元で表記されている手数料で、ほとんどの場合1回ごとの両替にかかる手数料です。

手数料がこのように表記されている場合、少額を両替すると実質レートがかなり悪くなることがあるので、注意してください。

大きな額を両替する時は「定率」手数料に注意

定率の手数料とは「基準レート+〇〇%」というようにパーセントで表示されているもの。

金額がいくらでも手数料の割合が同じなので、計算しやすいですが、一度にたくさん両替する時には無視できなくなることもあるので、気を付けたいところです。

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