海外旅行では現地通貨は必須ですが、マイナーな国だと日本で両替するのが難しいのでどうやって両替するか困りますよね。
かといって現地で両替するとレートがかなり悪いことも多いので前もってどうやって両替するか計画しておくと安心です。
そこで今回はブラジルで現地通貨のレアルにATMを利用して手軽に両替する方法をご紹介します。
ブラジルのATMはどこにある?
私はブラジルのお隣の国のアルゼンチンから陸路で入国しました。
イグアスの滝で有名なフォズドイグアスの街中のスーマーマケット内にあるATMで現金を引き出しました。
サンパウロやリオ・デ・ジャネイロでも、ショッピングモールなどで簡単にATMを見つけれます。
ATM自体は24時間営業しているので、いつでも使えますよ。
ブラジルのATMで使えるカードの種類
ブラジルのATMではMasterCard、VISAを利用することが出来ます。
日本で発行されたカードはこのようなタイプのものが利用できます。
- クレジットカード(海外キャッシング利用が可能なもの)
- Visa/JCBデビットカード(国際キャッシュカード)
ブラジル のATMを使ってレアルに両替してみた
実際に日本のクレジットカードを使ってブラジルの現地のATMからレアルに両替してみました。
ブラジルのATMは少し他の国と操作が違いますが、順を追って行えば問題なく両替することができます。
ではATMの使い方を詳しく説明していきますね。
- カードを挿入する
「Por favor, coloque seu cartão(カードを挿入してください)」と表示されるので、まずはカードを挿入します。
カードを挿入すると「Não retire seu cartão(カードを取り出さないでください)」と表示されます。
カードを抜かないで次の表示があるまで待ちましょう。
- ENTRA(確認)のボタンを押す
上記の画面が表示されたらENTRA(確認)のボタンを押します。
- カードを受け取る
ここでカードを1度受け取ります。
- 表示言語の選択
次は表示する言語の選択です。
英語、ポルトガル語を選択することができます。
今回は英語表記を選択しました。
- もう一度カードを挿入
「You are using a CHIP card. Insert is again and keep it where indicated (あなたはチップカードを使用しています。指定された場所にカードを挿入し直してください)」と表示されるので再度カードを挿入します。
- カード会社の選択
画面に自身の使用しているカード会社の画面が表示されるのでそれを選択しましょう。
今回私は Cirrus を使用したので Cirrus を選択しました。
- 暗証番号(PIN)の入力
「Enter your password and press Entra (暗証番号を入力しEntraを押してください)」と表示されるので手元のキーパッドから暗証番号 (PIN)を入力します。
入力したらキーパッドのEntra(確認)のボタンを押します。
- 引き出し方の入力
Debit Withdrawal (デビットでの引き出し)
Credit Withdrawal (クレジットでの引き出し)
Savings Withdrawal (預金口座での引き出し)の3つの選択肢があるのでご自身の用途によって選択してください。
今回私はSavings Withdrawalを選択しました。
- 手数料の確認
「Offering convenience to you. There is a convenience fee of R $24,00 for withdrawals at this ATM. This fee is additional to any other one charged by your card issuer. Would you like to continue? (ATMの引き出し手数料が24レアルかかります。この手数料は、カード発行会社が請求する他の手数料に追加されます。続けますか?)」と表示されます。
ここはYesを選択しましょう。
- 引き出し金額の入力
自身の引き出したい金額を選択します。
今回はR$200を引き出しました。
ブラジルの小数点記号は(,)
ブラジルでは小数点記号はR$200,00のように(,)を使います。
- 引き出し金額の確認
上記写真のように自身の引き出す金額が表示されます。
この時にUSDを選択することも可能です。
またドルでの引き出し金額も表示されるので、自分の金額が間違っていないかの確認にもなります。
レアルを引き出す場合は左のR$を選択します。
- カードを取り出す
「Remove your card completely(カードを抜き取ってください)」と表示されるので、まずはカードを抜き取ります。
- 再度引き出し金額確認
再度引き出し金額の画面が表示され「Do you agree? (同意しますか?)」と表示されるのでYesを選択します。
- 現金を受け取る
現金が出てきますので受け取ります。
- レシートを受け取る
現金の受け取りが完了すると自動でレシートが出てくるので受け取ります。
これで取引完了です。
ブラジルのATMで両替する際の注意点
トラブルがあった時にレシートを持っていると役に立つので、レシートは必ず印刷して保管しましょう。
街中でのATMの使用にはくれぐれも気をつけてくださいね。
なるべく人目が多い場所にあるなど安全そうなATMを選ぶようにするといいですよ。
間違ってもお金をしまわないままATMを出たりしないようにしてくださいね。
ブラジルでは現金は必要?
ブラジルでは、クレジットカードを使用できるお店が多いので買い物の際に現金がなくても問題ない場合もあります。
市内の移動手段になるバスは現金のみしか受け付けていないため現金は必要になります。
現金は必ず用意しておきましょう。
ブラジルレアルの紙幣について
ブラジルで使われているレアル紙幣は6種類あります。
上の写真の上段から
- 2レアル(60円)
- 5レアル(150円)
- 10レアル(300円)
- 20レアル(600円)
- 50レアル(1,500円)
- 100レアル(3,000円)
それぞれの紙幣の両肩にある数字に30を掛けると、おおよその日本円に換算することができます。
例)3レアルは約90円、10レアルは300円
という感じです。
意外と換算しやすいので買い物の時の計算が楽ですね。
パラグアイ国境近くではグアラニーとレアルを使用できる場所があります。
どの紙幣も使える?
基本的にはすべての紙幣をどのお店でも使うことが出来ます。
しかし100レアルはお店側がお釣りを持っていなかったり、なるべくお釣りを少なく渡したいということが多いので、もっと小さい額で払えないのか?と聞かれることがよくあります。
できれば早めに空港や大きめのスーパーで何か買い物をして50レアル以下の紙幣に崩しておくといいと思います。
私の利用したATMでは引き出しの際には20レアル紙幣と50レアル紙幣が組み合わさって出てきました。
100レアル紙幣だけが出てくるということはないようです。
ちなみに1レアル紙幣は以前使われていましたが、現在では1レアル硬貨に代わりほとんど見る機会はありません。
2レアル紙幣を持っていると便利
リオやサンパウロ市内を走るバスに乗る時によく使うのが2レアル紙幣です。
大体のバスが4.05レアルで乗ることができます。
バスでは大きい紙幣で支払いすると嫌がられる(受け付けてもらえない)ことがあるので、5レアル、2レアルを用意しておきましょう。
またパラグアイやアルゼンチン の国境のバスではレアルで支払いもできるので南米を周遊される予定の方はレアル紙幣を多めに持っていると便利です。
レアル硬貨について
ブラジルで使われているレアル硬貨は6種類あります。
- 1センターボ(0.3円)
- 5センターボ(1.5円)
- 10センターボ(3円)
- 25センターボ(7.5円)
- 50センターボ(15円)
- 1レアル(30円)
1センターボはほとんど使うことがありません。
リオ市内のバスの料金が4.05レアルなので5センターボを常に用意しておくと便利ですよ。
まとめ
ブラジルではどこのATMを使用しても手数料が変わりません。
ATMでの両替は少し手数料が高いのがネックですが、日本円を持ち込んでの両替はレートがかなり悪かったり、米ドルでも偽札対策のためきれいでないものや紙幣の番号によっては受け付けてもらえないということもあるのでトータルで見るとおトクですよ。
スマートに現地通貨を手に入れてブラジル旅行を楽しんできてくださいね!