過去の取材記録について:この記事は香港空港のATMを利用した体験記です。後半のレート比較は2016年夏頃の記録で、金額選択の円換算表は1香港ドル=18.5円を仮定した計算例です。現在の為替レート・料金・ATM配置や利用時間を確認した案内ではありません。旅行前に空港とカード発行会社の案内、利用時にATMの表示を確認してください。
香港国際空港内に設置されているATMを使って、クレジットカードを使った香港ドル現金の引き出しをしてみました。
香港空港のATMはどこにある?
香港空港内にはHSBC銀行(冒頭の写真)の他に、中国銀行(香港)やシティバンクのATMが空港内の各所に設置されており、クレジットカードなど海外ATM対応カードがあれば非常に便利に利用できます。

香港空港内のATMはすべて24時間利用可能なので、深夜早朝便での到着でも安心して両替できますね。
| T1到着ロビー | ||
|---|---|---|
| 制限エリア | 入国審査前 | BOC, HSBC |
| 税関審査前 | HSBC | |
| 非制限エリア | 入国審査後、到着ロビー内 | BOC, CITI, HSBC |
| T1出発ロビー | ||
| 非制限エリア | 6階ロビー | BOC |
| 7階出発ロビー | BOC, HSBC | |
| 制限エリア | 6階コンコース | BOC, HSBC |
| 5階バッファゾーン | BOC | |
| 7階出発ホール | CITI, HSBC | |
| T2出発ロビー | ||
| 非制限エリア | 3階 | BOC, HSBC |
中国銀行(香港)のATMでは香港ドルだけでなく中国元(人民元)の引き出しにも対応しています。
香港空港ATMで使えるカード
HSBC銀行のATMの表示によると、こちらのATMでは、MasterCard, Maestro, Cirrus, VISA, PLUS, 銀聯のマークのあるカードが使えるとのことです。

写真の対応マークはATMを選ぶ手掛かりです。マークだけで利用できるとは限らないので、出発前にカード発行会社へ海外ATM機能・暗証番号・利用可能額を確認してください。クレジットカードの引き出しは借り入れ、デビットカードは預金の引き出しで、費用の条件も異なります。
JCB公式の海外ATM案内では、持っているカードに表示されたJCB・Cirrusロゴに対応するATMを確認するよう案内されています。カードによって海外ATM機能がない場合もあるため、発行会社にも確認してください(2026年10月8日確認)。
この取材写真だけでは、現在の香港空港内の各ATMでJCBカードを使えるかは確定できません。利用予定のATMの対応表示と公式の提携先案内を確認しましょう。
香港空港ATMの使い方
下の写真が香港空港に設置されているHSBC銀行ATMの初期画面です。

「請放入卡 Please insert card」(カードを入れてください)という表示が出ています。
カードを入れる

カードを挿入口に差し込みます。
ほとんどの海外ATMでは最初に言語を選択する画面が表示されることが多いのですが、この香港国際空港内に設置されているHSBC銀行のATMでは、海外カードが挿入されると自動的に英語が選択されるようです。
暗証番号を入力する
続いて、暗証番号を入力します。

画面にも”Please key your PIN, then press ENTER”(暗証番号を入力したらENTERキーを押してください)と表示があるように、4桁のカード暗証番号を入力したら右下緑色の「輸入 ENTER」キーを押すのを忘れないようにしましょう。

操作を選ぶ
次に”Cash Withdrawal”(現金引き出し)と”Balance enquiry”(残高紹介)というメニューが表示されるので、”Cash Withdrawal”(の横のボタン)を押します。
ちなみに、少なくとも私の利用したATMはタッチパネルになっておらず、操作は画面横のボタンを押す必要がありました。私はそのことに気づくまでひたすら画面をタッチしていました。。。

口座種類を選ぶ
口座の種類を選択します。

今回はクレジットカードを使って引き出しをしますので、”Credit card”(クレジットカード口座)を選択します。
この時も、タッチパネル非対応ATMでは画面横のボタンを押す必要があることに注意です。
デビットカードを使う場合の口座選択は、カード発行会社の海外ATM操作案内に従ってください。このクレジットカードでの操作例だけでは、各デビットカードの選択肢を保証できません。
SMBC信託銀行のカードについても、利用する商品に対応する公式の海外ATM操作案内で口座選択を確認してください。
引き出し額を選ぶ
引き出し金額を選択します。

以下は1香港ドル=18.5円を仮定した円換算の計算例です。現在のレートや請求額ではなく、手数料・利息も含みません。
| 1HKD=18.5JPYとした場合の換算額 | |
|---|---|
| HKD200 | 3,700円 |
| HKD400 | 7,400円 |
| HKD800 | 14,800円 |
| HKD1,000 | 18,500円 |
他の金額を希望する場合は、手元のキーボードから金額を入力して、緑色の「輸入 ENTER」キーを押します。
取材したATMでは、引き出しの最低単位は100香港ドルとなっているようでした。上の計算例の1香港ドル=18.5円なら1,850円相当です。現在の最低単位は利用するATMの画面で確認してください。
日本円の予算から金額を決めるときは、旅行時に確認した1香港ドル当たりの円レートで換算し、ATM手数料やカード側の費用も見込みます。上の仮定なら500香港ドルは9,250円相当ですが、総請求額が1万円以内になる保証ではありません。
1回あたりの最高額は明記されていませんでしたので、次回改めて確認してみたいと思います。
メッセージを確認する
手数料などの確認画面が表示されたら、内容を読んでから続けるか判断します。条件に同意する場合は、この画面例では”Yes”(の横のキー)を押します。
確認画面には以下の内容が表示されています。
- Your transaction will be treated as cash advance and processed through VISA / PLUS ATM network.(お取引はキャッシング扱いとなり、VISA / PLUS ATMネットワークを通じて処理されます。)
- Cash advance fee and VISA / PLUS ATM network service charge may be applied.(キャッシング手数料、VISA / PLUS ATMネットワーク手数料がかかる場合があります。)
- Do you wish to continue?(続けますか?)

明細・カード・現金を受け取る

明細取り出し口からレシート、カード挿入口からカードを受け取り、最後に現金を取り出します。

香港空港ATM×クレジットカードの両替レート
以下のレート・手数料・利息は2016年夏頃の取材と当時の計算例です。現在も同じ料金で利用できるとは限りません。
数日後、両替レートと利息を確認してみました。
明細上のレートは1香港ドルあたり13.705円で、同日のレートを確認したところ、ほぼ同額の13.708円となっていました。
この取材時の明細では、円換算レートは比較したVisaレートとほぼ同額でした。これだけで、すべてのカードの海外ATM利用に事務手数料がないとは判断できません。
ちなみに、香港空港の両替店では1香港ドルあたり14.28円と、VISAレートに比べて0.57円(4%)ほど悪いレートになっていました。

この取材では円換算レートは現金両替より有利でした。ただし、費用を比較するときは、次に示すATM手数料とキャッシング利息も含める必要があります。
当時の条件でキャッシング利息を計算した例
今回利用したのは「海外キャッシング」、つまり借金です。
ということで、次回の銀行引き落とし時までの間、利息がかかります。
以下は年利18%を仮定し、1日あたり約0.05%として丸めた当時の簡易計算です。実際の年利、利息を数える期間、端数処理や繰り上げ返済の条件はカード発行会社に確認してください。
取材時は利用日から引き落としまで42日間でした。上の丸めた簡易計算では利息は2.1%となり、700香港ドル(9,596円)に対して約202円です。これは当時の計算例で、現在のカードの請求額を示すものではありません。
たまに利用する程度ならそれほど気にならない額ですね。
カード会社に連絡して「繰り上げ返済」をすると、この利息も節約することもできますよ。
2016年の取材例:手数料・利息込みで比較する
ということで、クレジットカードを利用して香港空港のATMで両替をする場合の、手数料などを含んだ総額で実質レートを計算し直してみました。
香港空港内のHSBC銀行ATMで、クレジットカードを利用して700香港ドル(9596円)を下ろした時の実質両替レートは1香港ドルあたり約14.15円((9,596+105+202)/700)となりました。
この取材時の両替店のレート14.28円と比べると、上の条件では繰り上げ返済をしなくても海外キャッシングの総額が少なくなりました。現在の比較にも同じ結果を当てはめず、利用するカード・ATM・両替店の条件で計算してください。
同じ丸めた利息計算で3日分と仮定すると、利息は約14円です。ただし、上の例のATM手数料105円は別に残ります。両方を含めた概算は9,596+105+14=9,715円、1香港ドル当たり約13.88円です。実際に3日で返済できるか、追加費用があるかは発行会社に確認してください。
まとめ:ATMの両替はかなり便利!
今回は香港空港のATMでクレジットカードの海外キャッシングを使った香港ドルの両替に挑戦してみましたが、香港空港のATMは24時間営業で、かなり多くの台数が設置されているので、非常に便利に使うことができると感じました。
利用前に、借り入れに伴う利息とATM・カード側の手数料を含めて比較しましょう。JCBの海外ATM案内とVisaデビットの公式FAQは、それぞれカード・ATMによって費用が異なることを説明しています(2026年10月8日確認)。この体験例の金額を現在の一律料金として使わないでください。