ますます近未来化し続けて魅力いっぱいなシンガポール!
チケットも買ってホテルも予約して旅行の準備も一通り終わって、旅行当日。
飛行機に乗る前になって、ふと入国カードってどうやって書くんだろう?もしシンガポールの言葉で書かれてたら。。と思われたあなた。大丈夫です!
この記事では、シンガポールへの出入国カードの書き方について詳しく紹介するので安心して旅行に行ってきてくださいね。
シンガポールの出入国カードはいつどこで受け取る?
主に以下の3つの方法で入手できます。
- 機内で配布される
- 搭乗口で配布される
- 入国審査場に置いてある
このうち、最も一般的なのは機内で配布されるパターンです。
CAさんが乗客を見ながら配ってくれるのですが、アジア系列の航空会社などを利用している場合は外国人ではないと勘違いされるとスルーされてしまうことがあります。
カードがほしそうな顔をしながらCAさんを見るだけで大丈夫ですが、CAさんがカードを配っているときには「自分もほしい」という意思表示ができるように顔をあげておくといいですよ。
クアラルンプールからマレーシア航空でシンガポールに飛んだ今回の私の場合、機内での配布はなく、搭乗口で入国カードを受け取る形でした。
搭乗口でも機内でもカードを入手できなかったという場合も心配いりません。
入国審査場の一角にカードが置かれているコーナーがあり、そこで用紙を入手し、その場で記入することができます。
- Q入国カード(出入国カード)とは?
- A
外国人がその国に入国・出国する際に提出しなければならない用紙のことです。
氏名や国籍、その国での滞在先住所などを報告することが目的で、入国審査場でパスポートと一緒に係官に渡します。
入国カードを書くために日本にいる間に確認しておくこと
以下の情報を事前にスマホなどに入れておき、すぐに確認できるようにしておくとスムーズに出入国カードに記載できます。
- フライト番号(搭乗券にも記載されていますね)
- シンガポール国内での滞在先の情報(ホテル名、住所など)
- 滞在中の連絡先電話番号
シンガポール出入国カードの記入方法
シンガポールの入国管理局のサイトでも最新の出入国用紙を確認できます。
記入前の注意点
記入時の注意点として、以下の3点が表の注意書きに記されています。
- 子供も含め、必ず1人1枚記入。
- 黒または青のボールペンを使い、ブロック体のアルファベットで記入。(筆記体はNG)
- 入国後にパスポートのスタンプをチェックして、問題なく入国できたことを確認。
機内ではボールペンは配布されませんので、黒または青のボールペンを携帯していきましょう。
「黒か青のボールペンで1人1枚」このポイントさえ押さえればあとは大丈夫です。
では実際に入国カードに記載していきましょう。
シンガポール入国カード(裏面左側)の書き方
記入が必要な情報は以下の通りです。
英語 | 日本語 | 説明 |
---|---|---|
Full Name as it appears in passport/travel documents | 旅券と同じ氏名 | パスポートの記載通りの氏名 |
Sex | 性別 | 男性はMale、女性はFemaleにチェック |
Passport Number | パスポート番号 | アルファベットと数字をすべて記入 |
Place of Residence | 居住地 | 自宅の住所(日本在住なら日本の住所) |
City、State、Country | 市、県、国 | 市区町村、県、国の順番に記入 |
Flight No/Vessel Name/Vehicle No | フライト番号/船舶名/車両番号 | 入国時に使用したフライトの番号 |
Address in Singapore、Postal Code | シンガポール国内での滞在先住所とその郵便番号 | 滞在先の住所(ホテル名だけでもOK) |
Contact Number | 連絡先電話番号 | 現地で使う携帯電話番号や、滞在先の電話番号を記入 |
入国カード(裏面中央)の書き方
続いて、真ん中の部分にも記入していきます。
英語 | 日本語 | 記入ポイント |
---|---|---|
Country of Birth | 出生国 | 日本生まれなら、JAPANと記入 |
Identity Card Number (for Malaysian Only) | IDカード番号: マレーシア国籍の場合のみ | マレーシア国籍でなければ記入不要 |
Date of Birth (DD-MM-YYYY) | 生年月日:日 – 月 – 年 | 生年月日を記入 |
Length of Stay | 滞在日数 | |
Nationality | 国籍 | 日本人ならJAPANと記入 |
Last City / Port of Embarkation Before Singapore | シンガポール入国前の 最終搭乗都市 | どの都市からの便で入国したかを記入 |
Next City / Port of Disembarkation After Singapore | シンガポール出国後の 最初の到着都市/港 | 出国時のフライト等の目的地を記入 |
Have you been to Africa or South America during the last 6 days? | 過去6日間以内に アフリカまたは南アメリカに行きましたか? | NoかYesにチェック |
Have you ever used a passport under different name to enter Singapore? If “yes”, state name(s) different from current passport: | 過去に、異なる名義のパスポートを使用してシンガポールへ入国したことがありますか?「はい」と答えた場合は、現在のパスポートと異なる名前(複数であればすべて)を記載してください。 | |
Have you ever been prohibited from entering Singapore? | 過去にシンガポール入国を拒否されたことがありますか? | NoかYesにチェック |
Signature | 署名:パスポートと同じサイン | |
FOR OFFICE USE ONLY | 係官使用欄 | 何も記入しない |
シンガポール入国カード記入時の注意点
シンガポールの入国カードは英語表記なので、日本語と書く順序が違ったり事前に情報を得ていたほうがいいところがあります。
特に注意したほうがいいポイントを3か所解説しますね。
フライト番号/船舶名/車両番号の記入の際に
light No/Vessel Name/Vehicle No(フライト番号/船舶名/車両番号)の欄は、飛行機ではなく船での入国であれば船便の名前、バスや自家用車等での入国であれば車のナンバーを記入します。
シンガポールでの滞在先、郵便番号を記入する際に
Address in Singapore、Postal Code(シンガポールでの滞在先、郵便番号)の欄が、入国カードへの記入で一番手間取ります。
もし空欄のまま入国審査官に提出した場合は必ず確認されます。
面倒な英語のやり取りを避けるためにも、事前に情報を確認しておきましょう。
連絡先番号の欄
Contact Number(連絡先番号)の欄では、現地の携帯電話番号がない場合や、滞在先での電話番号がわからない場合は、+81-90-XXXX-XXXXのように、「81」の国番号を付けて日本の携帯電話番号を記入するのもよいでしょう。
生年月日の記入の際に
Date of Birth (DD-MM-YYY)(生年月日)の欄は日本と逆の順番で記入しますので注意しましょう。
たとえば1995年7月30日だった場合、30-07-1995と書きます。
シンガポール入国前の最終搭乗都市の欄
Last City / Port of Embarkation Before Singapore(シンガポール入国前の最終搭乗都市)の欄では、どの都市からの便で入国したかを記入します。
羽田空港からならTOKYO、関西空港からならOSAKAと書きます。
船便の場合も同様です。
マレーシアのジョホールバルから車で入国した場合は、JOHOR BAHRUと書くことになります。
出国時の目的地の欄について
Next City / Port of Disembarkation After Singaporeでは、出国時のフライト等の目的地を記入します。
以前に旧姓でシンガポールに入国したことがある場合
結婚や養子縁組によって名字が変わり、パスポートの名前も変わったという場合は以下の質問にはいと答えます。
Have you ever used a passport under different name to enter Singapore? If “yes”, state name(s) different from current passport:(過去に、異なる名義のパスポートを使用してシンガポールへ入国したことがありますか?「はい」と答えた場合は、現在のパスポートと異なる名前(複数であればすべて)を記載してください。)
これは、過去にシンガポールに入国した時、別の名義のパスポートを使ったことがあるか、という質問です。
Yesにチェックを入れたら、この欄の余白に当時のパスポート記載名を記入しましょう。
ポイントを押さえてスムーズに記入できたら、次はいよいよ入国審査です!
シンガポールの入国審査の手順
パスポートと記入済みの出入国カードを審査官に提示します。
この時、入国カードと出国カードは自分で切り離さないでそのまま渡します。
- 列に並び、順番が来るまで足元の線のこちら側で待機する
- パスポートと出入国カードを提示する
- 質問されたら答える よく尋ねられるのは、”What’s the purpose of your visit?”(シンガポール入国の目的は何ですか?)という質問です。 観光なら”Holiday”(ホリディ)とか”Sightseeing”(サイトシーン)などと答えるだけで十分です。 それ以上詳しく聞かれることはほとんどありません。
- 親指の指紋をスキャンする 審査官にジェスチャーで促されたら、指紋スキャナーに両手の親指を置いてスキャンします。 スキャンすると、6歳以上であれば出国の際に自動化ゲートを利用できます。
- 入国許可のスタンプを押してもらい、返却される 審査はこれで終了です。
出国カード(出入国カード裏面右側)の書き方
出国カードとは、入国時に係官からパスポートと一緒に返却される部分です。
出国時に必要になるので捨てずにとっておきましょう。
英語 | 日本語 | 説明 |
Full Name as it appears in passport/travel document | 旅券と同じ氏名 | パスポートの記載通りの氏名 |
Nationality | 国籍 | 日本人ならJAPANと記入 |
Identity Card Number (for Malaysian Only) | IDカード番号:マレーシア国籍の場合のみ | マレーシア国籍でなければ記入不要 |
OFFICE USE ONLY | 係官使用欄 | 何も記入しない |
OFFICE USE ONLY(係官使用欄)の欄以外のすべてに記入できたら準備完了です。
チャンギ空港の出国審査で自動化ゲートを利用する方法
シンガポール・チャンギ空港の各ターミナルには自動化ゲートが用意されています。
書類等をスキャンしながら、2つの改札口を続けて通り抜けるようなイメージです。
- 最初のゲート:パスポートの顔写真のページと、搭乗券のバーコードをスキャンする
- 次のゲート:左右どちらかの手の親指をスキャンする
主にLCCが利用する最新のT4ターミナルでは、主に自動化ゲートを利用する形になっています。
単なる搭乗のチェックインだけではなく、これをもって出国手続きまでが完了したものとみなされます。
審査待ちの列が長い場合は、自動化ゲートを利用するとスムーズに出国できるかもしれませんね。
自動化ゲートを利用した場合、出国カードは回収されずに手元に残ってしまいますが、捨ててしまって問題ありません。
- Q自動化ゲートでは出国スタンプが押されない?
- A
自動化ゲートを利用するとパスポートに出国のスタンプが押されません。
証明に必要など何らかの理由でスタンプが必要な場合は、普通の出国審査を通過するのがよさそうです。
日本語版のシンガポール入国カードも入手可能!
チャンギ空港の入国審査場には、日本語併記版の入国カードも用意されています。
私が利用した際のカウンターには一番右側に日本語版の用意がありました。
壁には入国カードの書き方の例も掲示されていたので、これを見ながら記入すれば安心ですね。
ただ、用紙置き場には少なからず人だかりができていて、テーブルのスペースも足りないことが多いです。
この記事を参考にして飛行機の中で英語版の入国カードに記入してしまえば、時間短縮になりますね。
シンガポールの入国カード(日本語版)
今回、せっかくなので日本語版のカードを一枚もらってきました。
参考までにご紹介しますね。
なお、記入内容やレイアウトは英語版とまったく同じです。
入国カード日本語版(表面)のサンプル
「シンガポールへようこそ」という日本語が嬉しいですね。
でも「ブロツク体」や「イソク」といった誤植があるのが、なんとも「惜しい」感じです。
入国カード日本語版(裏面)のサンプル
日本語版の出入国カードには各項目に日本語での説明が記されています。わかりやすくていいですね。
英語版への記入に不安があれば、この画像をスマホやタブレットに保存しておいて、機内で参照しながらカードに記入してもよいかもしれません。
シンガポールのオンライン入国カードシステム
シンガポールでは現在、オンラインで入国カードを提出できるシステムが利用できます。
このシステムの主なポイントは以下の通りです。
- 申請・登録はシンガポール入国管理局(ICA)公式サイトで利用できる。
- 電子入国カードはチャンギ空港、ウッドランズチェックポイント、トゥアスチェックポイント、フェリーターミナルなど各出入国ポイントに対応。