日本で作れる銀聯デビットカード(2):中国工商銀行

この記事は2016年2月に公開された記事を再構成したものです。記事の内容が古くなっている可能性があります。

中国では「工行」とも呼ばれる中国工商銀行は、日本にも東京と大阪に支店があり、個人顧客も口座を開設することができます。

2016-02-10 (3)

中国工商銀行の東京・大阪支店で開く普通預金口座は日本円建てとなっており、日本円から米ドル・人民元建ての外貨預金に振り替えることも可能です。

中国工商銀行は預金保険対象外

中国銀行は日本の預金保険制度の対象外のため、預金保険が適用されないことに注意が必要です。ただし、日本国内支店の預金は中国工商銀行本社が担保しているとの記載があるので、必要以上に心配することはないのかもしれません。

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DASHi@わーとら!管理人

旅ブロガー。中国地方の某県を拠点に、のんびり地方暮らしをしつつ業務やプライベートで海外と日本を行ったり来たりする日々を続けて20年、行った旅行先はアジア~北米・ヨーロッパを中心に20ヶ国以上になります。このブログでは旅から気づいた情報を発信しています。本業はフリーランスのソフトウェアエンジニア、趣味は海外鉄道の乗り歩き。

中国工商銀行の日本国内支店で口座を開くと銀聯カードが発行される?

さて、中国工商銀行の東京池袋大阪にある支店と出張所で人民元口座を開設すると銀聯カードが発行されます。

発行されるのは「銀聯デビットカード」

中国工商銀行の日本国内支店に口座を開設すると、銀聯デビットカードが発行され、これを日本や中国の銀聯加盟店やATMで利用することができる、ということのようですね。

ただし、ATM入金は中国工商銀行の東京支店、大阪支店、池袋出張所でしか行えないということなので、利便性はあまり高くなさそうに感じます。

日本円・人民元口座連動サービス

中国工商銀行の東京支店・大阪支店で発行した銀聯デビットカードは、日本・中国大陸以外での利用は日本円口座から、中国本土での買い物は人民元口座から引き落とされます。

オプションで「人民元・日本円口座連動機能」をつければ、日本円口座(または人民元口座)の残高不足時に、自動的に人民元(または日本円)口座から不足分がバックアップされるようにもなります。

銀聯カード手数料

中国工商銀行の日本国内支店で発行した銀聯デビットカード使用時の手数料についてまとめてみました。

  • 発行手数料:無料
  • 年会費:1080円(優遇期間中は無料)
  • 日本国内での他行ATM(銀聯加盟ATM)利用手数料:216円
  • 中国国内のATM(中国工商銀行および他行)利用手数料:10元
  • 日本・中国以外でのATM利用手数料:200円+2%
  • 日本・中国での銀聯ショッピング:無料

まとめ:中国銀行のデビットカードと大きな差はない

中国工商銀行の日本国内支店で発行した銀聯デビットカードは、中国銀行の銀聯デビットカードと同じく、人民元決済ができるのが特徴です。

各種の手数料も、中国銀行と大きな差はないため、利便性で選ぶのが良さそうです。

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