海外出張が多い方の中にはJALマイルをメインで貯めている方も多くいると思います。今日はそんな中国の買い物でJALマイルが貯まる「三菱UFJ(MUFG)銀聯カード」について解説してみたいと思います。
MUFG銀聯カードはこんなクレジットカード
MUFG銀聯カードは、三菱UFJニコスカードが発行する日本の銀聯クレジットカードです。
中国ではほとんどのお店でVisaやMasterなどの海外発行クレジットカードが使えないため、中国でカードを使ってショッピングしようと思うと銀聯カードを持っていることはほぼ必須になります。
そんな時、このMUFG銀聯カードがあれば、中国でもカードで買い物ができます。
利用額は日本の口座から引き落としになるので、両替の手間や現金を扱う手間が省ける、中国出張や中国生活の強い味方になるカードです。
MUFG銀聯カードはMUFGカードの子カード
MUFG銀聯カードは、このカード単独で発行することはできず、リクルートカード(VISA)など既に三菱UFJニコスカードが発行するMUFGカードを所持している人向けの「子カード(サブカード)」として発行されるものです。
MUFG銀聯カードの発行対象となるMUFGカードには、以下のようなカードがあります。(MUFG全カードの一覧はこちらから)
- リクルートカード(VISA)
- MUFGイニシャルカード
- MUFGゴールドカード
- MUFGゴールドプレステージ
- MUFGゴールド・アメリカン・エキスプレス
- MUFGプラチナカード
- VIASOカード
- スヌーピーカード
- Jizile(ジザイル)カード
このようにMUFG銀聯カードは親カードにできるカードの種類が非常に幅広いのが特長です。
【注意】三菱UFJニコス以外が発行するMUFGカードは対象外 MUFGカードの中には、九州カードや中京カードなどが発行するものもありますが、これらの三菱UFJニコス以外が発行するMUFGカードは銀聯カードの発行対象外となるので注意が必要です。
JALマイルが貯まる
MUFG銀聯カードはUFJニコスカードの「グローバルポイント」プログラムの対象となっているので、1000円につき2マイルに相当するポイントを貯めることができます。
海外利用時のポイントが2倍→1000円で4マイル
また、MUFG銀聯カードを海外で利用すると、2倍のポイントが積算されます。
ということはMUFG銀聯カードを利用して中国で買い物をすると1000円につき4マイルが貯まるということになりますね。
年間100万円(毎月平均8万円)の買い物をこのMUFG銀聯カードでするようになれば、単純計算で4000マイルが貯まるということになります。
マイル積算率で言えば先日紹介したANA銀聯カード(1000円で5マイル)には及びませんが、海外路線に強いJALマイルが貯まるのはこのMUFG銀聯カードの強みですね。
ゴールドカード以上の親カードなら銀聯カードもゴールドに
親カードとなるMUFGカードがゴールドカード以上のステータスの場合、銀聯カードもゴールドになります。
親カードと同一口座・同一限度額
MUFG銀聯カードは親カードとなるMUFGカードと一体となって管理されるので、親カードと明細や限度額、引き落とし先銀行口座などが引き継がれ、管理しやすいカードと言えるでしょう。
年会費は無料
MUFG銀聯カードの年会費は無料ですが、発行手数料として1000円(家族会員は300円、それぞれ税別)がかかります。また、5年ごとのカード更新時にも同様の手数料がかかるようです。
リクルートカード(VISA)などの年会費無料のカードを親カードにすれば、MUFG銀聯カードも合わせて年会費無料で持てることになりますね。
日本語で相談できる「ハローデスク」
MUFG銀聯カードには交通案内や予約アシスタントなどのサービスを提供している海外アシスタンスサービス「ハローデスク」が付帯しています。
中国では北京、上海、大連に設置されていますし、日本語で電話相談もできるので、非常に心強いサービスですね。
ATMの利用はできません
MUFG銀聯カードはショッピング専用のカードとなっているため、中国のATMで現金を引き出すキャッシングに利用することはできません。
ただし、中国のほとんどのATMはVisaやMaster、JCBカードでのキャッシングに対応しているので、ATMでの現金引き出しには親カードを使うことができるでしょう。
日本でも使える
最近では日本でも銀聯カードの使えるお店が増えてきましたが、MUFG銀聯カードはこれらの日本の銀聯対応店舗でも使うことができます。
一部の店舗では、銀聯カード向けに優待セールなどを行っていることもありますので、上手に使えば他のカードより有利な条件でショッピングができるかもしれません。
一回払い専用カード
MUFG銀聯カードは一括払い専用カードとなっています。分割払いやリボ払いなどは利用できないので、中国で高額の買い物をした時には引き落とし口座の残高に注意しましょう。
MUFG銀聯カードのメリットとデメリット
ということで、MUFG銀聯カードのメリットとデメリットについてまとめてみたいと思います。
MUFG銀聯カードの◎メリット
- 中国全土で、小さなスーパーなどでも広く使える
- 日本の銀行口座から引き落とされるので両替不要
- 1000円ごとにJALマイルが4マイル貯まる
- 年会費無料
- 家族カードOK
- 親カードに合算されるので管理が楽になる
- 見栄えの良いゴールドカードも作れる
MUFG銀聯カードの×デメリット
- 親カードとなるMUFGカードが必要(三井住友銀聯カードは単独発行できます)
- ATMでのキャッシングができない
まとめ:JALマイルを貯めているなら持っていて損はないカード
日本で発行できる銀聯クレジットカードとして貴重なMUFG銀聯カード、発行には親カードとなるMUFGカードが必要ですが、この機会に親カードと一緒に申し込むのも良いですね。
特に中国でこれまで現金払いにしていて取りこぼしていたJALマイルを1000円につき4マイル貯めることができるので、JALマイラーなら持っていて損はないカードと言えるでしょう。
- リクルートカード(VISA)