この記事は2016年の海外発行カードの引き出し制限を記録したものです。当時の5万円・4万円などの数字を、現在の日本のATM共通の上限として使うことはできません。
現在の限度額はATMと取引方式ごとに確認
| ATM | 海外発行カードの1回の上限 | 公式確認先 |
|---|---|---|
| セブン銀行 | 10万円。磁気ストライプ取引は3万円 | 対象カード・限度額 |
| イーネット | 10万円。磁気ストライプ取引は4万円 | 海外発行カードの公式FAQ |
2026年10月13日に上記2社の公式案内を確認しました。他の銀行の現行上限は、この表では確認していません。下の各銀行の数字は2016年の参考資料です。
ATMでの1回の上限と、カード発行会社側の利用条件・限度額は別に確認してください。複数回の取引で必ず引き出せるとは限らず、取引ごとの費用がかかる場合もあります。セブン銀行の利用時の注意点と、イーネットの限度額・手数料のFAQを参照してください。
具体的な利用前の確認事項は、セブン銀行での銀聯カード利用とイーネットでの銀聯カード利用にまとめています。
2016年の引き出し制限の記録
以下は2016年5月以降の報告です。当時の写真・問い合わせ・利用条件を残した資料で、現在の利用可否や費用を保証するものではありません。
2016年の引き出し制限の報告を読む
2016年5月に発生した、セブン銀行ATMを利用した偽造カードによる多額一斉引き出し事件による影響と思われますが、日本の銀行ATMで海外発行カードの引き出し限度額の引き下げが相次ぎました。以下に挙げる金額・日付は2016年の報告です。
セブン銀行での海外カード利用が1回5万円に制限
調べてみると、中国への越境ECを手がけている「増山智明 Official Blog」さんに詳しい情報がありました。
上記記事によれば、5月28日からセブン銀行ATM(セブンイレブンATM)を利用した海外発行カードの現金引き出しの限度額が5万円に変更されたようです。
E-net(ファミリーマート)は6月4日から1回4万円に
その後も情報を調べていると、E-net(ファミリーマートATM)でも海外発行カードの引き出し限度額を6月4日から1回あたり4万円に制限するとの発表がありました。
実は、今回の不正引き出し事件は、E-net ATMでも犯行が行われていたようです。
ローソンATMは6月10日から1回5万円に
ローソンATMでも銀聯カードの引き出し限度額を6月10日から1回あたり5万円に制限するとの発表がありました。
郵便局ATM(ゆうちょ銀行)は6月20日から1回5万円に
ゆうちょ銀行でも海外発行カードのATM引き出し限度額が1回あたり5万円に制限されています。
イオン銀行ATMは7月6日から1回5万円に
イオン銀行でも銀聯カードのATM引き出し限度額を7月6日から1回あたり5万円に制限するとの発表がありました。
東京UFJ銀行は7月14日から1回5万円に
東京UFJ銀行は、7月14日から銀聯カード等海外発行カードのATM引き出し限度額を5万円に制限します。
三井住友銀行ATMも7月19日から1回5万円に
三井住友銀行でも、銀聯カードのATM引き出し限度額を7月19日から5万円に制限するとの発表がされています。
みずほ銀行ATMも7月17日から1回5万円に
みずほ銀行でも、銀聯カードのATM引き出し限度額を7月17日から5万円に制限するとの発表がされています。
京都銀行・北洋銀行も制限実施
一部の地方銀行では、一部のATMで海外発行カードの利用が可能ですが、そのうち京都銀行では1回あたり5万円、北洋銀行では1回あたり4万円に引き出し額が制限されています。
SMBC信託銀行《PRESTIA》ATMも制限実施
読者のYukiさんから教えていただいた情報によると、東京近郊などに多く設置されているSMBC信託銀行《プレスティア》(旧シティバンク銀行)のATMでは、これまで銀聯カード等海外発行カードでの引き出しが1000米ドル相当まで可能だったものの、現在は500米ドル相当に限度額が引き下げられているとのことです。
複数回引き出し操作をすればOKと思われますが
上記セブン銀行によるお知らせでは、1回あたりの引き出し額に制限が行われたとあるので、5万円を超える金額が必要な場合は複数回引き出し操作をすれば良いと思われます。
ただしその場合、「1回あたり手数料」が必要となる銀行カードなどでは手数料が割高になることがあります。
ただし、複数回の操作で必要額を必ず引き出せるとは限りません。1回のATM上限と、発行銀行側の利用条件・限度額は分けて確認する必要があります。
