深セン-香港間の移動で、一番お金がかからず、時間も計画しやすいのが「羅湖口岸」ルートです。乗り換えの回数が多く、歩く距離も長いので、旅慣れた人、元気な人向きですが、ルートそのものはそれほど難しくないので挑戦してみる価値はあります。先日このルートを通って深セン地下鉄羅湖駅(深セン駅)から香港空港まで移動する機会がありましたので、写真つきでレポートします。
早く・安く移動できる、旅慣れた人におすすめのルート
今回初めてこのルートを使って移動しましたが、一人では案内表示が良く分からず戸惑うことが何回かありましたので、いきなり一人でこのルートを使うにはある程度の時間・体力・精神的余裕が必要と感じました。
深センの羅湖駅から香港空港までは約2時間35分の行程でしたが、2回めからはもう少し早く通過できるのかもしれません。
子どもやお年寄りがいるグループの場合は、フェリーやリムジンバスなどを検討すると良いでしょう
関連記事:香港空港~深センの移動方法(フェリー、リムジンバス、MTR)まとめ
ただ、費用が深セン~香港間が54.4香港ドル(約840円)と格安で、羅湖口岸での待ち時間を含めても他のルートより所要時間は短く済みそうです。
費用を節約したい人、旅慣れている人、頻繁に往復する人にはおススメのルートと感じました。
深セン地下鉄の乗り方はこちらの記事からどうぞ
高鉄深セン駅=地下鉄羅湖駅
深セン駅、深セン市地下鉄の羅湖駅、羅湖口岸、香港MTRの羅湖駅それぞれの位置関係は以下の通りです。
この図を見ると、深セン駅と深セン地下鉄の羅湖駅は同じ位置にあることが分かります。また、深セン側(深セン地下鉄)と香港側(香港MTR)の両方に羅湖駅があることにも注意が必要です。
GoogleMapの地図は不正確
GoogleMapで表示される深セン駅・深セン地下鉄羅湖駅の位置は間違っていますので注意してください。 関連記事:【中国の地図アプリ】百度マップの使い方 オフライン機能も徹底解説!
羅湖駅から羅湖口岸(中国出国~香港入国)まで
深セン地下鉄羅湖駅に到着したら、「罗湖口岸」の表示に従って進みます。
深セン駅から直接、羅湖口岸に向かう場合はこのルートとは異なります。いったん地下鉄駅へ向かうか、「香港」や「罗湖口岸」の標示を見ながら進むと良いでしょう。
[13時13分]
このA3出口のエスカレータは、左側に乗ると途中で下ろされてしまうので右側に乗るのが正解です。
この建物が中国-香港間のイミグレーション、出入国管理施設(厳密には国境ではありませんが、ここでは分かりやすく出入国と表記します)です。
この建物を正面に見て左に進みます。
[13時16分]
上の建物を正面に見て左の方向へ100mほど歩くと下の看板が見えます。
すぐ向こう側を右に曲がります。大勢の人がその方向に歩いていくので、流れに沿っていけば大丈夫です。
往香港という表示が見えます。
建物に入ると、外国人は右へという表示があるので、表示に従って右に進みます。
通路の右側にはビザや観光チケットなどを扱うお店が並んでします。
通路をしばらく進むとKFCが右側に見えます。
外国人は左へという表示が見えたら、表示に従って左に進みます。
[13時20分]
外国人は写真左側に見えるオレンジ色の看板の下、柵で仕切られた通路を進みます。
(私は間違えて正面の広い通路を進んでしまいましたが、途中で係員にパスポートを見せたところ、柵を開けて、左の通路に入れてくれました)
[13時28分]
中国側出国~香港側入国までの所要時間は30分~1時間以上
ここからは中国側出国手続き→税関審査→香港側入国手続き→税関審査と続きます。
流れに沿って進んで行けば大丈夫です。
中国の出国カードと香港の入国カードを忘れずに記入しておきましょう。
私は平日午後の利用だったためか窓口は空いていて、30分以内で通過できましたが、週末などはかなり混雑してここを通過するのに1時間以上かかることもあるようです。
無事に香港に入ることができたら、香港MTRに乗って羅湖駅から上水駅へ移動します。