中国の人民元建て銀行キャッシュカード(銀聯UnionPayカード)を使って日本のセブン-イレブンATMで日本円を引き出してみることにしました。
はじめに:注意事項
※2015年以降に発行された「ICのみ」銀聯カードでは日本のATMで現金引き出しを行うことができません。
詳しくはこちらの記事をご参照ください:銀聯『IC』カードは日本のATMで現金引き出しができない
2016年10月:セブン銀行ATMが銀聯ICカードに対応しました。 関連記事:セブン銀行(7-11)ATMが銀聯ICカードに対応!引き出し額上限も10万円に引き上げ
中国招商銀行の銀聯(UnionPay)キャッシュカードで日本円を引き出してみる
日本で銀聯カード(UnionPay)は使えますか、と尋ねられることがあります。
今回は実際に、中国招商銀行のキャッシュカードを使って、日本円を下ろしてみました。
銀聯カードはコンビニなど日本の一部のATMで使える
カードの右下にある「銀聯(中国語では、银联)」マークがあるATMであれば、お金を引き出すことができます。
時折、店頭で「銀嶺カード」「ぎんれいカード」「銀連カード」「銀レンカード」などという表記がされている場合もありますが、正式の日本語表記は「銀聯カード」が正解のようです。
利便性はセブン-イレブンのセブン銀行ATMがNo.1
セブンイレブンのATM(セブン銀行ATM)はどこにでもあること、24時間営業なことから、外国人旅行者には一番便利かもしれません。
ATMの上のディスプレイに次のような表示がありました。
画面右下に「银联」マークがありました。ここで引き出しできるようです。
銀聯カードxセブン銀行の引き出し限度額
上の表示によれば、セブン銀行で銀聯カードを使って日本円を引き出す際の限度額は20万円のようです。
ただし、銀聯カードは一般に発行元によって1日1万元の限度額が設けられているため、20万円か1万元(現在のレート約19万円)のどちらか低い方になります。
取引開始
ATMの画面表示「カードを入れたら取引きがはじまります」の下に各言語でも案内が表示されています。
セブンイレブンATM×銀聯カードで日本円を引き出す手順
まずはカードを入れてみます。
言語を選ぶ
外国のカードと認識したようで、言語選択画面が表示されました。请选择语言と書いてあります。
中文(中国語)をタッチします。
操作を選ぶ
取款(引き出し)をタッチします。
何か注意書きが現れました。「银联卡取款每笔加收110日元 包含说 手续费(銀聯カードでのお取引には110円(税込み)の手数料がかかります)」とあります。确认(確認)をタッチします。
口座の種類を選ぶ
口座の種類を選ぶ画面です。私が持ってきたのはキャッシュカード(中国語では、银行卡)ですので、储蓄账户(預金口座)をタッチします。
クレジットカード(中国語では、信用卡)の場合は信用账户をタッチすればOKです。
暗証番号を入力する
暗証番号を入力します。中国の銀行やカードの暗証番号は6桁のことが多いようです。入力が終わったら確認ボタンを押します。日本のキャッシュカードのように4桁入力すると自動的に次に進まないことに注意します。
暗証番号の入力はテンキーから行います。
引き出し額を選ぶ(入力する)
金額を選択します。外国人旅行者にも使いやすいように、幾つかの選択肢が用意されています。
金額に間違いのないことを確認して确认(確認)をタッチします。
手続き中です。
カードと明細書を受け取る
先にカードと明細書が出てきます。
カードと明細書を取り出します。レシートも中国語で出てくるようです。
現金を受け取る
続いて紙幣を取り出します。
銀聯カードに非常に便利なセブン-イレブンATM
銀聯カードの利用は、以下の理由でセブンATMが非常に有利です。
・街のどこにでもあり、24時間営業
・中国語の表示がある(レシートも中国語表記)
・手数料も110円と良心的
こんど、中国人のお友達が日本に遊びに来られた時には、セブン銀行のATMで引き出しができることを教えてあげるといいですね(^^
両替レートと手数料
両替レートと手数料については、次の記事をご覧ください:銀聯カードで日本円を引き出す場合、手数料の安いATMは?