中国ではかなり主流になっているチャットアプリ微信(WeChat)を利用した店頭決済「微信支付(WeChatペイメント)」。
この「微信支付」を何とか使ってみたくて、中国に行くたびにあれやこれやとトライしていたのですが、今回ついに日本版WeChatを使って微信支付を利用することに成功しました^^
日本版WeChatには微信钱包(WeChatペイメント)がついていない
さて、まず日本に居住している人がこの微信支付を導入するのは、なかなかハードルが高いのです。
そもそも日本に住んでいる日本人で微信支付を使いたいという人もかなり少ないのですが…(^^;
微信支付のまず最初のハードルは、GooglePlay版WeChatにはデフォルトでペイメント機能(钱包功能)がついていないということ。
でもこれは、中国で既にペイメント機能を使っている友人から1元だけ送金してもらうという方法で、みごとペイメント機能を表示させることができました。
関連記事:日本版WeChatで微信支付(WeChatペイメント)を使うまでの長い道のり
微信支付の利用にはキャッシュカードとの紐付けが必要
では次に、せっかくなので中国のお店で最近よく見かける「微信支付」をやってみようと思ったのですが、支払い機能をONにしようとしたところ、「この機能は銀行キャッシュカードと紐付けを行なわないと使えません」と言われます。
そんなこともあろうかと、北京で開設した光大银行のキャッシュカードを紐付けさせようとしたのですが…
関連記事:短期旅行者は中国で銀行口座を開設できる?北京の光大銀行であっさり口座開設に成功!!
しかし、紐付けしようとすると、「このカードはオンライン支払い機能が開通していません」とメッセージが出て、残念ながら紐付けに失敗…orz
と、前回はここまでで時間切れになり、いったん日本に戻ったのでした。
別の銀行カードで試してみる
さて、今回は上海で作った華夏銀行のキャッシュカードで、もう一度、微信支付に挑戦してみることにします。
関連記事:所要時間20分!日本ATM手数料が無料の華夏銀行で口座を作ってきた
WeChatペイメントに銀行キャッシュカードを紐づける方法
1.バンクカード画面からカードを追加
スマホのWeChatを起動し、「ペイメント」画面を開いたら「バンクカード」をタップします。
![](https://c-study.net/wp-content/uploads/2023/02/wechat-bankcard.png)
バンクカードの登録画面に移動したら、「新しいカードの追加」をタップします。
![](http://c-study.net/wp-content/uploads/2023/02/wechatpay-addbankcard.png)
2.カード番号を入力する
カード番号を入力する他に、スマホのカメラでキャッシュカードの写真を撮影する方法もあります。
![](https://c-study.net/wp-content/uploads/2023/02/wechatpay-entercardnumber.png)
スマホのカメラで華夏銀行のカードを撮影してみました。
上の画像でキャッシュカード番号入力欄の横にあるカメラマークをタップすると、カメラが起動します。
![](https://c-study.net/wp-content/uploads/2023/02/wechatpay-scanbankcard1.jpg)
緑の枠内にカードが収まるようにすると、カード番号が自動的に認識されます。
![](https://c-study.net/wp-content/uploads/2023/02/wechatpay-scanbankcard2.png)
認識された番号が自動的にカード番号欄に入力されました。
![](https://c-study.net/wp-content/uploads/2023/02/wechatpay-scanbankcard3.jpg)
3.カード所有者の情報を入力する
「次へ」をタップして、カード所有者情報の入力画面に移ります。
![](https://c-study.net/wp-content/uploads/2023/02/wechatpay-enteruserinfo.png)
銀行で口座開設時に使用した氏名、パスポート番号、電話番号を入力します
ちなみに華夏銀行の場合、氏名は漢字で入力するとOKなようです。
4.SMSで送られてきた認証コードを入力する
少し待つと、入力した電話番号にSMSで認証コードが送られてきます。
![](https://c-study.net/wp-content/uploads/2023/02/wechatpay-enterverifycode.png)
このコードを入力して、「次へ」をタップします。
5.WeChatパスワードを入力する
最後に、WeChatの支払いパスワード(銀行の暗証番号ではありません)を2回入力し、「完了」をタップしたら完了です!
![](https://c-study.net/wp-content/uploads/2023/02/wechatpay-enterpasscode.png)
华夏银行のキャッシュカードで微信支付の紐づけに成功!
すると、今回はエラーメッセージが出ず、登録が通ったようです。
(ノ・ω・)ノオオオォォォ-
微信支付を使ってみる
微信支付の登録が完了したので、さっそくお店で支払に使ってみたいと思います。
ちょうど华夏银行のすぐ隣に宜芝多というベーカリー(面包房)があったので、そこで早めの昼食をとることにします。
![](https://c-study.net/wp-content/uploads/2023/02/yichido-shanghai.jpg)
パンを取り、レジに並ぶと、レジの前に「欢迎使用微信支付」というサインがありました。
![](http://c-study.net/wp-content/uploads/2023/02/huanying-shiyong-weixinzhifu.jpg)
さあ、いよいよ支払いです。
WeChatのペイメント画面から、「クイックペイ」をタップします。
![](https://c-study.net/wp-content/uploads/2023/02/wechatpay-quickpay.png)
すると、画面にバーコードと2次元バーコードが表示されるので、それを店員さんに見せます。
![](https://c-study.net/wp-content/uploads/2023/02/wechatpay-erweima.png)
店員さんがレジのスキャナでバーコードを読み取ったら、支払い完了です!
![](https://c-study.net/wp-content/uploads/2023/02/wechatpay-zhifuchenggong.png)
ハードルは高いですが、中国で買い物するなら微信支付は”超”便利
と、こんな様子で2回の中国出張に渡って挑戦した、日本版WeChatで微信支付を使ってみるチャレンジがやっと成功しました!
お財布を出す必要もなく、スマホでピッとするだけで支払いができてしまい、これは病みつきになりそうです。
でもまだ、微信支付で滴滴快车をやってないんですよね・・・
これを使うとかなり交通費が節約できるということなので、次回の出張では滴滴快车にチャレンジしてみたいと思います^^
![](https://c-study.net/wp-content/themes/cocoon-master/images/man.png)
宜芝多はかなり日本に近いレベルのパンが食べられる、私が上海で一番好きなベーカリーの1つです。でもその分、値段もクロワッサンが10元(約160円)と日本に近いレベルですが(^^;
![](http://c-study.net/wp-content/uploads/2023/02/yichido-croissant.jpg)